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個人でも使える気象×ビジネスアプリが面白そう

 世界最大の民間気象会社ウェザーニューズから、気象とビジネスの相関性を判定できる個人向けアプリがついにリリースされるそうだ。

 これまでは、やれトヨタ自動車だの、やれ電通だの超大手企業とウェザーニューズ間でのやりとりのみ。中小企業や街のレストランにこそ必要だった天気ビジネス。それがようやく"一般"の世界に降りてくることになる。

 NewsPicksの記事内にサンプルが掲載されているが、所感として至ってシンプル。どの気象要因が売り上げに影響しているのかすぐにわかる。

 使い方は、自身が持っているデータとウェザーニューズ提供の気象データを掛け合わせることで解析が可能になるそうだ。

 まぁウェザーニューズの狙いはユーザーからデータを吸い上げて高性能予測モデルを作ることだと見ている。

 そのモデルを武器に、小売から航空まで様々な領域にコンサルティングをかけつつ、一般ユーザーにもより効果を発揮しやすいデータベースとして運用していくのではないか。

 2~3年前にAI・ビッグデータブームが到来したが、あれも大手各社が高精度予測モデルを作りたいがためにデータをかき集める戦略の一手。

 こうすることで、競合と差別化が図れるわけだ。

 とまあビジネス視点も織り交ぜたが、結局のところデータを生かすも殺すもユーザー次第。ウェザーニューズにコンサル頼むと高く付くだろうから、自分の頭を柔らかく、そして行動していくことが、このアプリを使いこなすことに繋がるだろう。

 幸い?ウェザーマーケティングが日本で流行りだしたのはごく最近のこと。この分野の先進国はアメリカで、多くの論文も発表されている。もっとも、天気の人への影響はまだまだ未知数な領域だ。

 だからこそ、試しがいがあるというもの。このアプリが広まり、気象業界が盛り上がり、天気に興味を持ってくれる人が増えることを祈って。

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