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会社作って丸2年。キャリア形成の自己責任化、物語の暴走などについて

最近はこんなことやっています。要チェックや!一応北海道で一番大きなオンライン合説になるみたいです。60社くらい来ます。

会社作って2年たちました。おかげ様です。いつもありがとうございます。
こんなポエムを書くくらいなら色々考えたり仕事することがあるのですが、久しぶりに雑感を書かせてください。

■体調管理に気を付けよう

たぶん会社作って2年たちますが風邪を一回も引いてません。めっちゃえらい。先週は暑さと過労とストレスと(おそらく若干ダイエット中だったので)栄養失調で「あ、これマジ倒れるな」となりました。
暑さはどうしようもないですが、ストレスや過労は自分の能力不足、栄養失調は自分の怠慢な性格が起因しているのでそことの闘いです。
これからは健康第一で心も体も健やかに過ごしてまいります。とりあえずプロテイン買って飲むようにします。

■キャリア形成の自己責任化まじ何なんw

これ一本でちょっとしたレポート書けそうですが、就職活動を中心としたキャリア教育についてダイレクトに仕事をしているので、顕著に感じます。NPO界隈の方々は自己責任論って良くないよねということをよく耳にすると思います。それは私もそう思う。たとえば貧困ってその人が怠惰だから貧困になったわけじゃなくて、片親で介護が必要で自分は障害を持っていて働き口が少なくて、さらに妊娠しちゃってーという貧困の連鎖の話ですが結構自己責任だけでは乗り越えられないことが多いんですね。
キャリア形成についても似たようなことが言えるんじゃないかなと思ってまして。教育格差は親の所得だったり文化資本などの環境要因が云々かんぬんといわれて久しいです。就活で重要視されるIQEQといわれる基礎能力は学習環境だったり学習習慣だったりが重要になってきます。つまり教育格差問題は就活に直結してきますキャリア形成は自己責任で乗り越えられない部分もあるんじゃないかなと思っています。(テクノロジーがあんまりそれを解決してくれなかったなと最近思います。ちゃんと丁寧に伴走してくれる人がいないと厳しい。人件費めっちゃかかる。)

コロナ禍によってオンラインで全国の企業にアプローチするのが普通になりましたよねーとか色々言われてますがそんなのはコロナ禍以前からあり、別に就活の本質ややり方は全く変わっていません。キャリア形成の方法も何も変わらない。すごい人に会いたければ別に直接zoomでつないで話を聞かなくてもゲーテとか内村鑑三とか読めばいいと思いますし、「ガクチカ」と呼ばれる謎の判断基準も今も昔も喋れる人は喋れるし喋れない人は喋れない。

基本的に学生にアドバイスできるのは社会性と経済性のバランスが中長期的に安定していて、かつ自己実現ができそうなところに自分の人生ベットしてみたらいいよー、職場の人間関係はガチャだから頑張れ。辛くても数年は頑張れ。ほんと辛かったらやめろとしか言えないのですが、そのベットしたりフォールドする判断に対しての教育ができていないんじゃないかというのが最近の仮説です。判断は最終的には個人が行うものなのでどこまで行っても自己責任になるのですが、「こんな情報があふれていて支援の手もたくさんある社会で自分で調べてこないのはあかんやろ」というのは正論すぎて耳が痛いです。それができない人をどう教育していくかが高校大学や社会全体の使命なんじゃないでしょうか?カントとか読んでいる人はコロナであろうとなかろうと読んでいるし自分でものを考えて自分でキャリアを切り開いていきます。ちなみに僕はカント読めません。

じゃあどうサポートしていくか?

行政みたいなことを言うと、公的機関と民間企業と大学等が連携しあい社会全体でキャリア支援をしていく必要があると思うんです。産業構造がこう変わって人手不足がこうなっていくと推計が出ているのでそれをもとにしたキャリア支援が必要ではないでしょうか?その中間支援団体として民間のキャリアセンター的なところがぽつぽつできてきて弊社もそんな立ち位置なんだろうなという感覚です。まあうち含めて大体どの団体もコンテンツ力とマーケティング力がないのでまだまだコンビニに売られているパチンコの攻略雑誌程度の社会的価値しか生み出してませんが、就活イベント・キャリア支援が求職者にとっても企業にとっても博打にならないようなものを作りだしたいですね

企業側からしたら「自分でもの考えられないような人は採用しない」とか教育機関に対して「学生ちゃんと教育しておいてよ」とかそういう話になるのはわかるのですが、そんな正論を言うならこっちも「社会全体で人を教育しないといけないやんけ、企業も手伝ってや」という正論をぶつけていきたいですね。そんなスタンスで仕事していきます。

この危機感ってあんまり持っている人いないんだよな。結構キャリア形成に関しては自己責任っしょって風潮が強い気がしているから逆張りしていきます。

■物語の暴走、複雑なものを複雑な状態で理解する(メモ)

物語の暴走とは「思い込みを持った思考から掘り起こした限定的視野の出来事を多面的な実証分析や検証を行うことなく、経済社会全体に共通する一般的で大きな問題として位置付ける。」こと(新・地方自治ニュース2016 NO3より引用)という意味です。

コロナ禍の中、色んな人が未来予測をしているのですが、わかりやすい一般化された情報は本当にデータに基づいているものなのか、正しいものなのかをしっかり見定める必要があると思います。採用事情でいうと調査の途中みたいですが道内企業の採用予定数はあんまり変わらないらしいですね。

大衆を扇動するのに不安を煽ったりわかりやすい言葉を使ったりきれいな動画を作るのは素晴らしいことですが、伝えたい事や目的が本当に正しい方向なのかということが気になります。正しい方向かどうかは市場が判断するからいい感じに収まるでしょというのはそうなのですが、行動経済学を用いて人の感情を誘導し巨人の言いなりになっている現状に危機感を持っているのは陰謀論に近いけど結構正しい危機意識だと思うんですよね。今後その傾向がもっと進むはずなのでそれを回避するために「複雑なものを複雑であるという前提のもの構造理解整理して議論を進める」という話をしてほしいです。それで物語の暴走(現代版プロパガンダとも言い換えられる?)を回避できるのかはわかりません。大きな意思決定者(組織の大小問わず)や影響力のある人は意識してほしいですし、私も注意していきます。

これは文章書きながら考えているので支離滅裂になっていますが、物語の暴走を止める術はどこにあるのか、教育の話になっちゃうのが悔しいですね。教育じゃ無理じゃないかな。二宮尊徳ならどう考えるんだろう。メモ程度に書いてみました。

■頑張ってお金を稼ごう・学び続けることの大切さと辛さ

最初に体調の話をしましたがもう少し自分は暇になった方が稼げる気がしてきたので働き方を変えていきます。20代はがむしゃらに働けよ論がいつの間にか30歳になっていたので通用しなくなってしまいました。節操なく仕事受けていたのでおかげさまでまあまあ食べれてますが、選択と集中何それ状態だったので選択と集中してみたいと思います。もう少しいうと資産性のある業務に注力するということになります。
また、雇用を生んだり私より若くて才能ある人たちにチャンスを回したりすることで良い循環を作っていきます。

それを実現するために私自身の価値を高めていくことは必須です。現状は私に価値があるということでお仕事頂いたり、周りに人が集まっているのでその状態をキープし向上していくことが求められます。

ということでこれからも学び続けます。やること考えることが多く、自分の理解力の低さ要領のなさ等で本も読めてないし、大学院も十分に通えてないしマジ卍ですが。
最近はセミナー講師等のお仕事を頂いてますので、最高の話を面白おかしくしたいなと思っています。そのためにも自分の無能さと向き合いながら日々勉強ですね。ほんとたいへん。

以上ポエムでした!仕事ください頑張ります!3期目もよろしくお願いします!

※写真は友達といった朱鞠内湖。最&高。

※有料記事にしたのは500円くらい色んな人からもらえると壊れたウォシュレット買えるのでその資金にしたいと思います。

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