ぼくやぼくたちが持っているもの

オンラインサロン「僕らの理想のデニムってなんだろう?」内のコンテンツとして、サロンメンバー1人1人の価値観を掘り下げていく「ヒアリングリレー」を行っています。(メンバーはあと若干名募集中です!)

本サロンは半年間限定の予定で6月から開始したのですが、ぼくはいままでこのようなオンラインコミュニティを運営した経験がなく、そのあたりは、共同運営「灯台もと暮らし」鳥井さん小松崎さんにとても助けられています。

居住地によるわけでもなく、組織によるわけでもなく、ある一定の価値観によって結びついているサロンメンバーですが、価値観を主に結びつくことはシンプルかつ強力であるというのを実感しています。いや、シンプルさゆえの強力さを持っていると言った方が適切かもしれません。

一定の価値観とは、具体的には「モノを持つことに対しての価値観」で、もちろんこの価値観は、メンバー一人一人が持つ、他の無数の価値観と相互に関わり合いながら、また、その価値観を形成する環境(境遇)に左右されながら生まれた考え方です。

「この価値観を持っているということは、あの価値観も持っていて、ということはこういう境遇のもと生きてきて」というのはある程度言えそうですが、ぼくの役割はそこではないような気がするのです。”ぼく”を”ぼくたち”にしようとするには、いまのぼくたちはあまりにも複雑すぎます。

近い価値観を共有するぼくたちを総称して名前を付けるよりも、ぼくたちがなにを持っているのか、それを明らかにすることに力を注ぎたい。そんな風に思うのです。

これは、コミュニティをつくりたくないと言っているのではありません。とりあえず枠の中にいることだけがわかっているコミュニテイよりも、中心に明確な価値観があるコミュニティ。ぼくはもしかしたら、そんなコミュニティを目指しているのかもしれません。

この中心を掴みたい。いまはそんな気持ちでいっぱいです。

山脇、毎日。