継ぐことは愛すこと

昨日の夜、フラッと入った中華料理屋に1964年の東京五輪ポスターが貼ってあった。

色褪せた紙の色、哀愁を感じるフォント。50年以上ずっと貼ってあったのだろうか。

この半世紀で(おそらく)店主も変わったはずだ。

2020年になったらあのポスターはどうするんだろう。できれば、そのままにしていてほしい。

時代を超えて続く物事の美しさに触れる最近は、感謝の気持ちが毎日絶えない

物は必ず劣化するし、事は再現不可能だ。人は、絶対に死ぬ。

継ぐ意志を持った人が居て初めて、時代を超えられる。消えない為にはずっと愛され続けないといけない。

僕は前世から何を引き継いでいるのだろう。そして後世に何を引き継げるのだろう。

ありふれた言葉だけど、今を生きる使命として、今を生きるみんなと共有した残したい想いを残していきたい。

せっかくここまで続いてきたのに、時代錯誤だなんて、時代遅れなんて、言われるのは悲しいじゃないか。

今の僕たちの素直な感覚で、磨いて、磨いて、光るのなら、そんなに素敵なことはない。

継ぐものを見つけたい。継ぐ力をつけたい。そして継ぎ方を、愛し方を伝えたい。

山脇、毎日。