素直に全力投球すること

この3連休は、表参道でのgreen drinks Tokyoセコリ荘金沢での出店と、終日イベント続きでした。

3日間ずっとお客さんと話し続けていて、「ああやっぱり、これは楽しいなあ」と、改めて実感しました。毎回のことなのですが、自分たちの想いをデニムに乗せて、それがきちんと届いたときは、本当に嬉しいものです。

帰りの夜行バスでも、「今日買ってくださったあの人は、どんな風に履いてくれるかなあ。大切にしてくれるかな」なんて、そんなことばっかり考えて、ちょっとハイになったまま帰路につきました。

そしてやっぱり今のぼくたちにとって、この販売方法は間違ってないとも思いました。

お客さんにとって、EVERY DENIMのなにが良くて、なにがダメだったのか、もちろん完璧に知ることなんてできませんが、肌で実感することはできます。

何より、そのお客さんとは誰だったのかのを知ることができます。個人が特定できる方が良いという話ではなくて、その人の雰囲気やスタイル、話し方、いろんな要素をひっくるめて、なにをどう感じたのか。

そんなとても大切な情報を、ぼく自身が、目で見て、耳で聞いて実感できます。伝えたい想いが「誰に、どう伝わっているのか」を知るためには、直接話すのが適切だと思います。

受け取った大切な情報は、活かして工夫することができます。デザインも、値段も、届け方も、情報を元に工夫すればいい。

1番大事なことは、その時々において常に変わる自分の感情を、素直に全力投球し、相手に届けること。ストレートを投げる勇気を持つことと、届かせるために腕を振ることです。

本意を伝えられないまま届いた想いは情報になりませんし、思いっきり投げなければ想いは届きません。やっぱり「まず自信を持つこと」が必要なんだとここでも気づきました。

いろんなお客さんと会って、いろんな情報を得て、自分自身の考えも変わる中で、つねに自信を持つためには、「今」どう思っているのかを、自問自答しておくべきなのでしょう。

借り物じゃない、自分の想いをぶつけて、結果が良くても悪くても、それをまた素直に受け止められる。もしこの先、EVERY DENIMが大きくなって、ぼくたち以外の人がデニムを届けることになっても、そんな素直な人にお願いしたいと思ったのでした。

山脇、毎日。