あたたかな巻き込み力

1/14(金)、つくばの新スペース「Tsukuba Place Lab("Lab")」にてトークイベントが開催されました。

スピーカーはLabの堀下さん、合同会社ステイリンクの経営陣3名。ステイリンクは、昨年イベントでお世話になった札幌のゲストハウス「yuyu(雪結)」を運営する会社です。

心が温かくてしょうがない|山脇、毎日。|note(ノート)  

堀下さんが90年、ステイリンクの3人が91年、モデレーターのぼくが92年生まれと、同世代5人で熱く、楽しくお話しさせていただきました。

詳細については参加者の方がとってもきれいにまとめてくださっているので、ぜひそちらご覧ください。

巻き込み力の高い人たちにあたたかく巻き込まれてきた。 - イチムログ

トークテーマは「あたたかな巻き込み力」。昨年のイベントで3人と関わって以来、彼らが持つとても素敵な力の1つだとずっと思っていました。

「巻き込む」と聞くと、人や組織を”引っ張る”イメージが湧くかもしれませんが、「あたたかな巻き込み」はむしろその逆。

上のブログでも書かれていますが、「あたたかな巻き込み」は、巻き込まれる方が自然と引っ張られるような、一言で言えば「応援したい!」と思ってもらえる、そんな力なんだとトークを通じて理解しました。

知恵も人脈もない、何者でもない、ただ、とにかく素直だった若者が、いろいろな人たちに支えられ、応援されながら、次第と周囲を巻き込む影響力を持ち、大きな夢を叶えられるようになる。

そんな多くの人が望むような成功ストーリー(物語)を先に描き、物語の主人公をあたかも”演じる”ようにふるまっていくことで現実のものとする。

経験したことを後から物語仕立てに話すのは、相手の理解を深める上ではとても有効ですが、先に描くストーリーとはまったく別物です。

この感覚は、アスリートや経営者が「成功体験をイメージする」とよく言うような話と近いのかもしれません。

ただし、このストーリーは、未熟な自分が成長するプロセスを描いたもの。だから、未熟な部分をさらけ出すことのできない人には、演じることができないのです。

最後の質問コーナーで、「どうして弱みを見せられるんですか?」と聞かれました。

スピーカーの4人は「そうするしかなかった」と即答しました。ぼくも、まったく同感です。

現状の自分を認め、大きくなりたいと願う。そのためには周りの助けが必要だということを知っていて、だからまず、なによりも素直に、人を思いやる。

イベント後、「ステイリンクの良いところ」を紙に書き出していたぼくは完全に、彼らにあたたかく巻き込まれているのでしょう。

山脇、毎日。