気持ちがあふれる日

12月も折り返しに入り、いよいよ年末ムードになってきました。ぼくは24日が誕生日なのですが、そこからちょうど1週間後が31日の大晦日。

毎年このラスト1週間は、非日常気分が続くというか、小さいころからこの期間のことは1番強く覚えています。

誕生日がクリスマスイブということもあって、12月24日のことを過去8年分くらいは完全に覚えていて、どれも、大切な思い出です。

それくらい、人一倍クリスマスイブに対する想い入れは強くて、でも、そのために何かを盛大に仕込んだりとか、そういうわけではなく。

ただ日常の延長として、12月24日が自分やみんなにとってちょっと幸せな日であればいいなという、よくわからない立場からの期待を抱きつつ、今年も、順調にワクワクは高まっているのです。

みんながクリスマスイブのことを知っていて、その日を楽しむために、いろいろと準備をする。ある人は告白をするかもしれないし、ある人は子どもにプレゼントをあげるかもしれない。

「そういう日だから」ということだけで成り立っている、強さも弱さも含んだこの日のことを、「◯◯商戦」とか「◯◯問題」とかで簡単にだめにしたくなくて、やっぱり当日は、人が誰かを想う気持ちであふれるような、素敵な1日であってほしい。

起源のことなんて軽々しく口にできないのは承知の上で、むかしむかし多くの人が、この日に込めた大切な想いを、形は変わりながらも、時代を超えて受け継がれているという事実。

受け継がれる中で、また多くの想いが重なり、いまのぼくたちまで届いている。文化とは、こういうもののことを言う気がしています。

受け継いでいない人から見れば、わけのわからないことであっても、「なくなってほしくない」と願い続ける人たちがいるからこそ、また次の世代へと継承されていく。

「誰かにとって大切なこと」である限り、文化は、続いていくんだと思います。

そして、そんな大切にされてきた日に、自分が生まれたことを、幸せに思います。

今年の24日は土曜日なので、「山脇、毎日。」は更新しません。少し早いですが、どうか当日が、多くの人にとって良い日でありますように。

山脇、毎日。