苦しさは力強さに

ラブレターの投稿を最後に更新が途絶えたので、心配になった方もいらっしゃるかもしれません。ぼくは元気です。

怒涛の10月後半が過ぎ、今日が最終日。明日から11月だと思うとほんとうに時の早さを感じます。例年10月はゆったりした時間を過ごしていたのですが、今年は全然そんなことありませんでした。

そしてぼくが更新を滞らせている間に、こちらの記事が公開されました。

メディアがファッションをオカシくしてる?「買う」ことだけが正しい時代じゃない|Qreators.jp[クリエーターズ]

10月26日、”デニムの日”に合わせて公開されたこちらの記事は、8月頭にありちゃん(鎌田安里紗さん)と岡山のデニム工場を見学した際の対談が元になっています。

ファッションやその周りのいろんなことについて、ずっと前から考え活動しているありちゃんと、EVERY DENIM立ち上げ2年目のぼくたち兄弟。

3人がそれぞれ、いまの立場で、いま思うあれこれを、キレイに見えることもそうじゃないことも含めて、素直に話し合ってみました。

前・中・後編3回にわたってお送りするこの対談、多くの方に、とくに同世代の方にはぜひご一読いただきたいです。

社会において何が「正しい」かなんてほんとうにわからなくて、考えるのも嫌になるほど世の中は複雑で、でも洋服を着ることから逃げられるわけもなくて、「正しさ」を突き詰めるほど落ち込むこともたくさんあると思います。

ファッション産業においても、なにが「正しい」かなんてわからない。ぼくにも正しさを語る資格なんてないと思っています。

と思っています。ただ、自分がなにを「大事にしたい」かはわかる。ぼくは、作る人や使う人が、ものを大切にするその気持ちを、なによりも大事にしたいと思っています。

そして、こうやって対談したり、発信を続けることで、「大事にしたいものが同じ人」どうしが、つながることができる。

正しさを追い求めて、ときに苦しくなってしまう人たちに、「同じものを、大事だと思う人がいる喜び」を与えたい。

その喜びを知れば、きっと苦しさは力強さに変わると思うのです。

まぎれもなく、ファッション自体は楽しむものです。そんな楽しいことに関わる全ての人たちにとって、楽しむものが楽しめなくなってしまわないように、ぼくたちは考え、行動し続けるのみだと思っています。

そんな想いがこの記事を通じて伝われば幸いです。

メディアがファッションをオカシくしてる?「買う」ことだけが正しい時代じゃない|Qreators.jp[クリエーターズ]

山脇、毎日。