僕が花なら

ご縁あって慶應義塾大学・牛島研究室にてお話しする機会を頂いた。

普段、歳下の方と関わることの少ない僕にとって、彼・彼女たちの目を見て想いを伝えられる2時間は本当に貴重だった。

EVERY DENIMを立ち上げた3年前は、こんな風に人前で話しができる人間になれると思ってもみなかった。

当時は口下手で度胸もなくて、弟にもよく注意されていた。

曲がりなりにも話ができるようになったのは、自信がついたからに他ならない。

自信はどこからきたのか。それは「話をちゃんと聞いてもらえた経験の積み重ね」だと思う。

ゆっくりと、落ち着いて、はっきりと、明るく話せば、人はきちんと耳を傾けてくれる。そんな体験を何度も繰り返していくうちに、少しずつ変わっていく自分がいた。

周囲の人たちによって今の僕が作られていて、これは紛れもない事実だ。

想いを伝えようとした数で構成される僕という人間が、みんなにとって少しだけ誇らしい作品であれば嬉しい。

誰もが人生の途上で、今を生きて。必死に花を咲かせようとしている。

小さい花でも大きい花でも関係ない。精一杯咲こうとする意志のある花にだけ、水は与えられる。

力の限りすくすく育ちたい。そして成長を喜んでもらえる存在でありたい。いつか枯れるその時まで、大切にされ続けていたい。

僕が花なら、そう思う。

山脇、毎日。