”EVERY”たらしめてくれる”みんな”の存在

昨日から8月になりました。今月からはEVERY DENIMとしてさまざまな新プロジェクトが始動する予定です。どれも、とっても大切だと思う取り組みばかりで、考えただけでワクワクしてしまいます。

ぼくたちがやること、やろうとしていること、やりたいことは、2人ではできなことです。なので、デニム工場はもちろん、素敵だなぁと尊敬するいろんな人たちの力を借りて、いっしょに楽しんでいきたいと心から思っています。

いっしょに楽しみたいのは企画側ばかりではありません。実際に完成したものやサービスを使っていただく人たちにも、同じだけ楽しんでもらいたいと思いますし、時には企画に参画してほしいと考えています。

いま取り組んでいるオンラインサロンはまさにその動きの一つになります。サロンでは日々デニムにまつわる情報を交換し、理想のデニムを探そうとしている最中です。

EVERY DENIMは行動指針の一つに、「作り手と使い手の距離を縮める」ことを掲げています。極端なことを言えば"0"。究極の目標はEVERY DENIMを通じて両者の垣根が完全に溶けることです。

生産背景を明らかにし顔が見えるものづくりをするのはもちろん、いずれは生産現場でデニムが買えたり、逆に使い手がデニムのニーズを現場ですぐに伝え、反映する仕組みを作りたいと考えています。

なぜそんなことをしたいのかと問われると、説得力ある回答をするのは難しいのですが、そっちの方が「楽しそう」だと感じているのは間違いありません。

デニムに限らず、ファッションに対しては本当に色々な考え方・スタンスがあります。ぼくはそのどれ一つを否定することなく、ただただ「こっちの方が楽しいよワクワクするよ」という姿勢を見せたいのです。本当に”正解”なんてないのですから。

工場に対する”やりきれなさ”が、ぼくの原動力になっているのは間違いありません。ただ、それは”可能性”と表裏一体です。

瀬戸内のデニム工場には、まだまだできることがたくさんあると思っています。それは必ず新しい価値を生み出し、いままでに人が体験しなかった、または忘れていた感覚をもたらしてくれると確信しています。

そのために、EVERY DENIMはなりよりも、ゴールではなく、きっかけになることを目指しています。そして、EVERY DENIMを”EVERY”たらしめてくれるのは、間違いなく”みんな”なのです。

どうせなら、みんなでやった方が楽しい。みんながいまを楽しむため、みんなでいまを楽しむため、そのための手段としてEVERY DENIMが選ばれるのなら、これ以上の喜びはありません。

山脇、毎日。