「ものづくりの学校」がシブヤ大学で産地の種をまきます
昨年末から説明会を重ね、いよいよ今春開校予定の「ものづくりの学校」。
このたび3/18(土)、シブヤ大学さんで特別授業を開催することになりました。
セコリ荘が『ものづくりの学校』になる理由 コミュ二ティから課題解決を目指すための進化 | シブヤ大学
セコリ荘とは、月島にある古民家を改修したコミュニティスペースで、2014年のオープン以来、多くのアパレル関係者、繊維産地の人が集う場所として機能してきました。
産地に携わる人が集う場所としては、他に例がないほどのセコリ荘ですが、「ものづくりの学校」では、実際に、産地に携わる人を増やしていく活動を行います。
なので、今まで服や繊維の勉強はしてきたけど、実際にどこでどんなものづくりがされているのか知らなかった人や、これから勉強したい。という人が主な対象となります。
ものづくりの学校はじめます|山脇、毎日。|note(ノート)
瀬戸内のデニム産地に携わる身として、普段こういった質問をよくされます。
「日本の繊維産業って、本当に残るべきなんですか?」
「衰退するのは自然淘汰だからじゃないですか?」
これに対して今のところのぼくの答えは、「自然淘汰だとしたら何なのか」ということ。真正面から答えず申し訳ないのですが、これが、本当に率直な想いです。
周りの人が、どれだけ「残るべき」「残らないべき」と判断しても、今日も明日も、産地で働く人はいるし、働きたいと思う人もいます。そこに、周囲の「べき」や「許可」なんて、関係ありません。
ぼくにとって問題なのは「残すべきか残さないべきか」ではなくて、「どうすれば今日よりいきいきと働けるか」です。
どうすれば、どのような形になれば、産地に関わる人がもっともっとハッピーになり、結果として多くの人を満足させられるかだと思っています。
「日本経済の進む道から合理的に判断して〜」など、観点はたくさんあると思います。でもやってクールに枠に当てはめるのは、やっぱり外側からの理屈なんです。
突き詰めればどうやっても最後は感情に行き着いてしまう。ぼくが日本に生まれ、日本に育ち、日本のデニム職人さんと出会い、この人たちのことをもっと発信していきたいと思った。
極論ただのおせっかいです。
まずは、まずはもっともっと、産地が、工場が外に開いていってほしい。見たい人が見れるような、知りたい人が知れるような環境をつくりたい。それがぼくの最初の願いです。
今回のシブヤ大学では、講師として、兵庫県西脇市から島田製織株式会社/hatsutoki デザイナーの村田 裕樹さんをお迎えし、プレ授業といった形式をとります。
興味のある方は、3/7まで申し込み受け付けておりますので、ぜひいらしてください(定員オーバーになった場合は抽選があるみたいです)
セコリ荘が『ものづくりの学校』になる理由 コミュ二ティから課題解決を目指すための進化 | シブヤ大学
山脇、毎日。