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映画「1秒先の彼女」

監督:チェン・ユーシュン

郵便局で働くパッとしない30歳シャオチーは幼少期から何をするにもワンテンポ早い女性。出会ったチャラい男性とバレンタインデーにデートするチャンスが来たのに、、目覚めるとなぜかその翌日になっていた!1日が消えた秘密の鍵はどうやらよく郵便局に来るワンテンポ遅いバス運転手??ネタバレしたくないのでチラシの情報までにします。

やー、アメージング!使ったことない言葉だけど"アメージング"w これだから台湾映画、、いやユーシュン監督作品が見逃せない。おそらく映画好きで知識が豊富な人は「このシーンは〇〇って映画のオマージュ」「この構造は〇〇監督みたい」とか語りそうだけど、もはやチェン・ユーシュンの世界かと。SFと恋愛とミステリーとコメディを巧みに折り混ぜて、物語の展開でキャラをどんどんチャーミングに見せる複雑オリジナリティ!

とにかくズラしの天才だと思います。登場キャラは普通からちょっとズラす。日常に"もしこんなことが起こっていたら"って設定をズラす。なんだろこれ?このシーンにどんな意味が?と時系列もズラす。そのズラした面面がカチャカチャと爽快に噛み合ってく感じなんです。ルービックキューブみたく話が整って見えてくると、、なるほどそういうことか〜って納得と同時にグッと感情が湧き始めるという仕掛け。分かりにくい説明すいません!

来週2回目見る予定ですが、もしかしたら泣いちゃうかも。主人公の2人が初見と違って見えると思うんですよね。ラストの方にかけてグッときた感情が冒頭から湧いてくる気がする。不思議な想定してるけど、、なんだか優しい魔法にかかってしまった映画。もっと語りたい好みのシーンとかあるんですけど、noteではここまでにしておきます。


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