苦手な上司と”うまいこと”やっていく4Step。
自分語りからスタートしちゃうのですが、B/SもP/Lも知らず、留学経験もない私が外資系のコンサルティング会社で新卒から4年くらい働きまして、なんとなくうまいことやってこれて、今では自分の好きな仕事*1だけやりながらそれなりの評価ももらっている。
ここまでうまいことやってこれたのも、振り返ると最初の頃のプロジェクトで出会った上司とうまくやれた経験が本当に活きてるなと思うので、その時に身に着けた方法をシェアしたいなと、noteに書いてみます。
このnoteのメインのターゲットは、私と同じようなコンサル会社でくすぶってる若手だと思うんだけど、類して大企業に属していて「金曜の同期との飲み会だけが楽しみ!」とか言っちゃう層の人にも読んでもらいたい。
大事な4つ
① 張り合うことをやめよう
② なんとか上司のいい所を探して褒めよう
③ 上司の良いところを盗もう(=真似しよう)
④ たまにちゃんと反論しよう
① 張り合うことをやめよう
新人の頃は苦手な上司がいると、レビューをもらいに行くことにビビったり、その上司に自分の考えを認めさせることに躍起になったりした。仕事をしていく上で、一番大事なことは目線の先にいるお客さんに価値を届けることのはずなのに、お客さんに目線が向かず、価値を生む仕事が出来ず、社内のつまらない争いに身を投じてしまっていた。そんな時、Twitterか何かでこんな言葉に出会った。
争いは同じレベルの者同士でしか発生しない
そのtweetはカンガルーか何かの喧嘩だったと思うが、もうこの一言に尽きると思う。自分が愚痴や文句を言う時、自分も愚痴や文句の対象と同じレベルにいるというコトに気付く。
張り合うことを止め、仕事の目的に立ち返れた時、初めて自分の価値をお客さんに届けるスタートラインに立てるんだと思う。
じゃあ、どうやって苦手な上司ともうまくやりつつ価値を届けていくのかとなると、次の②~④のアクションに繋がる。
② なんとか上司のいい所を探して褒めよう
上司も人間。褒められて嫌な人間はいないんじゃないかなあと思い、とにかく簡単で良いので、尊敬できるところを増やして一部でも好きになろうと考えた。例えば、僕の例だとこんな感じ。
・資料をめっちゃ丁寧に配る(机と平行に資料を並べるとか)
・会議は何が何でも時間内に終わらせる(*この点は本当に最高だった。)
・帰る時に机の上をきれいにしている
・休日は子どもを大事にしている
など
こんな感じで苦手な上司の良いところブレインライティングをしてみると、そんなに悪い人じゃないかもなあって気になってくる。まあ、自分が性善説で生きてるからっていうのもあるが、同じ会社で自分の上司で働いているくらいなので、けっこう良いところがあって然りなのである。そして、そのリスペクトポイントを会話の中で自然に伝えてあげると上司はいい気持ちなのである。特に上司が気を付けて行っているポイントであればあるほど、レバレッジが効く。
③ 上司の良いところを盗もう(=真似しよう)
見つけた良いところをあざとく真似しよう。②で見つけた良いところは本当に簡単なものも含まれているので、資料の配り方とか終業時の片付けとか。このポイントが上でも言った上司が気を付けて行っているポイントであれば、自然と上司側からそのことに気付くはずなのである。
自分が気を付けてやっていることを真似されて嫌な人はほとんどいないと思うので、少しずつ上司の自分への意識・見方が変わってくる。上司は気づかないうちに、少しずつ好意を抱いてしまうのである。嫌なことは多少あれど、嫌なことと良いなと思うことのバランスが段々と取れてくるので、少しずつ苦手という意識が減ってくると思う。
④ たまにちゃんと反論しよう
ここまでくると少しずつ上司からの信頼・好意も獲得出来ていると思うので、やっと話を聞いてもらえると思う。このアプローチを踏む前と同じような内容を話していても、争いにならずフラットなディスカッションができる関係になっているはずなので、ここでやっと自分なりの考え方を伝えてみよう。
これがうまく伝わった時、チームとしての最高の成果(アウトプット)が出せるようになると感じたし、自分が主体の会議が終わった後に、上司が手のひらを掲げて会議室の外で待ってくれていた時は、なんかこみ上げるモノがあった。
決して間違ってはいけないことが、目的は最初にも書いたように苦手な上司をマウンティングすることではなく、目の前のお客さんに価値を届けるためであるというコト。
世の中はGive & Give からの Takeとは言え、ここでも何か冷たくされたりイラっとする様なことがあれば、そいつとは生きていく世界が違う、もしくは人間としての人生輪廻一週目の人と判断することである。
上司How to系は探すといっぱいあるので参考リンクも貼っておく。
Lv1:そもそも仕事ちゃんとしろ。社会舐めんな。
Lv2:いかにうまく仕事するか
長くなってしまったので、後は戯言。
同期との傷の舐め合いの様な飲み会に成長は無い
こういう思想の原点って何かなと考えると、これだった。
*なんかAmazonのリンクはうまく表示されなかったので幻冬舎のリンクで。
* 自分の好きな仕事
元々、理系の院卒だったこともあり日本のR&Dをなんとかしたいなあと漠然と描いていたところ、今のプロジェクトではR&D企画系のクライアントとデザインのアプローチを用いた中長期の研究テーマを作るっていうことがやれてて最高なんだけど、その話はまた別のnoteで書こうと思います。
YD
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