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コースで考えるべきこと。100切り(〜99)版

ラウンドの際、またまだ緊張やコースでの慣れがないプレーヤーは100切りはとても大きな壁になります。実際に100を切ったことがある日本人ゴルファーは、ゴルフ人口の半分以下でしょう。(統計持ってる方は教えてください。)

今回はどうラウンドの際にすれば100切りを目指せるのか。考えてみた。

準備を怠らない

100切りを目指すプレーヤーは、まずしっかり準備をしておかなければなりません。迷惑をかけちゃいけないと焦り、余計に、自分を追い込む羽目になります。たとえば、ティーショットしなきゃならないのにティーがない!とか。OB打ってボールがない!とか。

焦りますよね。準備を怠らないことは、自分を優位にすることができます。ポケットには最低でもボール3つ。ティーは4本。グリーンフォーク。ボールマークは2つ。落としても大丈夫なようにしましょう。

いざティーショット

とても緊張するし、フェアウェイもとても狭く見えてしまいます。ドキドキブルブルです。

さて、女性の場合は飛距離が、あまり出せないのでティーショットは、気持ちよくスイングできれば大丈夫です。余程アライメントが狂わない限りOBにはなりません。

しかし、男性は、飛距離が出るのでOBの可能性があります。ですので、セーフゾーンを有効に使うようにティーショットしていきます。

ですので、フェアウェイを真ん中で左右に分けて、どっちが広いかでティーショットの狙い目を決めます。必ず真ん中がベストではないのです。

たとえば、右がOBの場合は、フェアウェイの左サイドがベスト。左のラフでもセーフなので大丈夫。100切りをするためには、ティーショットのOBをいかに無くすか、を考えなければなりません。

そのライから打てるのか

2ndショット以降は地面からのショットになります。ですので、ティーショットのように、自分でライ(ボールのある地面の傾きや芝生の状態)を選べません。フェアウェイなら傾斜だけなので、アドレスを変化させて対応できますが、深いラフやバンカーなどはとても難しく感じると思います。

特に、深いラフはクラブが芝生の抵抗により、上手く振り抜けません。ですので、ボールのライに似た状況を探し、打つ予定のクラブで素振りをしてみます。(ここでボール前方の芝生を削ったりするとライの改善になりペナルティ対象となるので注意)果たしてそのクラブは、この芝生から振り抜けるのか。芝生の抵抗を感じてみて、スカスカな場合は大丈夫でしょう。全く振り抜けない場合は、クラブの番手を下げなければなりません。ここは、無理な選択をしても得はありません。余裕ある選択をしていきます。

刻むのか、刻まないのか

これは、ティーショットでの選択でもあり得るのですが、出来るだけ飛ばしてグリーンの近くまでボールを運んで、短いショットでピンに近づける。のか、ある程度の距離を残して、そこからピンに寄せていくのか。よくあるのが100ヤード残し。

さて、果たしてどちらが優位なのが。

この問題は、例えば、自分が100ヤードから確実にグリーンに乗せられる(寄せられる)レベルにあるのかどうか。これが特に重要になります。

ゴルフデータ革命(2014年、マークブローディ著)によると、平均スコアが80以下のプレイヤーは刻みを選択した場合、刻まないスコアより同じか良くなる傾向にあります。

しかし平均100プレイヤーは刻みを選択した場合、刻まないスコアより悪くなる傾向にあります。

ということは、100プレイヤーは刻めば刻むほど不利になります。ですので、グリーン手前などにOBや池とか、確実にペナルティになる障害物がないかぎり、刻まない選択をしたほうがスコアは良くなります。簡単に考えると、短い距離の方が簡単にグリーンオン狙えますよね。って事です。

ただし、残り〇〇ヤードからなら確実に寄せられる、という自信とクラブがあるならその選択肢もいいと思います。

バンカー。さてどうする

100プレイヤーでも90プレーヤーでもバンカーは苦手な方は多くいらっしゃると思います。私はバンカーも優位に使うのでなんとも思いません。笑

さて、バンカーは様々な場所に配置されています。フェアウェイの端に配置されていたり、グリーンを囲むように配置していたり。

100プレイヤーのバンカーの考え方は、1回で脱出する方法を考える。ということです。これはフェアウェイバンカーもグリーン周りのガードバンカーも、考え方は変わりません。

打ちたい方向のバンカーの顎(縁)が高い場合は、クラブを変えてロフトのあるクラブで打つ事が大事になります。それでも脱出できそうにない場合、顎の低い方向に向かって打つことも選択肢に入れるべきです。

アプローチは確実に乗せたい

アプローチショットは50ヤード以下なら確実にグリーンオンさせたいです。par4なら2ndショットでグリーン付近まできて、アプローチでグリーンに乗せて2パットでボギー。100切りに大きく繋がります。

さて、グリーン周りのアプローチショット。選択肢としてはまずパターが使えないか考えます。パターはボールに当てるのが一番簡単です。ミスもかなり減らせます。ですので、パターで転がす選択肢を一番初めに考えましょう。1回で乗せられるとスコアにかなり繋がります。ラフなどでパターが使えない場合は7番アイアンや9番アイアン、またはハイブリッドや、フェアウェイウッドで転がす選択肢もあります。少し浮いて良く転がります。

転がせない場合は、PWやSWなどでチッピングする選択肢となります。

パッティングは距離感重視

スコアの大半はパッティングが占めています。なのでパターを練習しましょう。とざっくり言われることはよくあります。パターが入らない原因、一番多いのは距離感のミスです。方向に関しては、地面をボールが転がっていくので、かなり運に左右されます。トーナメントのような、綺麗で凹みがないグリーンだと運にもあまり左右されません。けど人間が地面を踏んでいるので確実に凹みはあり、それに左右されます。余談ですが、トーナメントでよくバーディが出るコースがあると思います。そのコースはグリーンがしっかり手入れされており、読んだ通りにボールが転がるのでバーディがよくでるのです。決して簡単なコースというわけではないのです。

さて、方向は運に左右されますが、距離感はあまり左右されません。ですので、朝の練習でパッティングの距離感を重視して練習することをオススメします。刻みの件同様、ホールに近ければ近いほど入る確率が高まるのです。

100切りの為には

まず100切りのためには、OBや池などは、徹底して避けなければなりません。ペナルティにならない選択肢をするべきです。

そしてアプローチは出来る限り転がし、確実に1回でグリーンに乗せること。パターの練習が一番効果的になります。

100切りの為の練習課題が見えてきたと思います。真っ直ぐ飛ぶからと言ってもスコアはあまり良くなりません。

ラウンドでは、コースマネージメントから打つべき球筋が選択されます。曲がってもいいのです。上手く曲がりを利用してラウンドするべきなのです。

いかにボギーやパーの数を増やせるか、がとても重要になってきます。

ゴルフというスポーツを追求し、レッスンや、競技ゴルフを行なってます。もっとゴルフを楽しく、上手くしたい!