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パッティングの原理原則

パッティングはゴルフではとても大事なのですが、誰でもフェースにボールを当てることもできるし、誰でも真っ直ぐ転がすことができます。

そのため、パッティングはとても軽視されやすいです。特に日本でパッティングコーチと名のつく人はほとんどいない。アメリカではデイブペルツやマリウスフィルマルターなど名コーチがいます。なぜかはわかりませんが…まぁ、根性論がまかり通ってた日本ではパターも気合でなんとかなるんでしょう。笑

さて本題。パッティングでの原理原則について。色々書いてみます。物理的なこと。そして、自分の考え。さていこうか。

ストロークには真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出すはあり得ない

いきなりですが、まさにこの真っ直ぐ真っ直ぐをストロークで意識しても全く上手くいきません。

これはなぜかと言うと、ゴルフクラブ製造のルール上、構造的に出来なくなってます。

ライ角です。

このライ角とは、シャフトとクラブヘッドを繋いでいる部分の角度です。

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このライ角は、ルール上直角にはできないのです。直角にできないということは、振り子のようにヘッドが直線運動をせず、かならず自分を中心に曲線になります。

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なので、クラブヘッドは必ず曲線で動かさなければなりません。いくらクラブヘッドがマレットやネオマレットのように、大型のクラブヘッドでも必ずアークです。

振り幅で距離は決まらない

よく距離感は振り幅です。みたいなことを良く聞きます。じゃ上りや下りになったらどうするの?途中で雨ふってきたりしたらどうするの?

はい。無理です。

実際のところ、世界のゴルフを変えたレジェンド、タイガーウッズは3メートルでも10メートルでもほぼ振り幅は変わりません。じゃ何で距離感を決めているのか。

ヘッドスピードです。インパクトしてボールの初速をコントロールして距離感をつくってます。

ヘッドスピードを早くしたいから大きく振り上げる。あまり飛ばしたくないからバックスイングが小さくなる。ヘッドスピードをどうしたいからバックスイングが決まるということです。

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さて色々今までの常識が崩れた方もいるかと思います。ここからじゃあどうするか。

ストロークはインパクト以降は必ずインサイドへ

まず、上記より真っ直ぐ真っ直ぐストロークはあり得ないということはご理解頂けたと思います。ライ角がある以上、通常のゴルフスイング同様スイングプレーンが斜めになり、クラブヘッドの軌道は必ずアークになります。

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