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グリーン形状によって攻め方を変える。レダン編

ゴルフコースのグリーンは様々な形があります。

日本でよくあるのは砲台グリーン。

グリーン面だけが、地面のレベルより高くしてあります。これは元来、グリーンの水捌けを良くする為の手法だったと聞きます。今ではUSGA方式といってグリーン面の地中には排水パイプが埋められ、水捌けを良くする手法があります。なので、砲台グリーンでなくても水捌けの良いグリーンを作る事ができるようになりました。

グリーンの形状によって、攻め方を変える方が良い場合があります。まずは、レダンと言うグリーン形状です。

レダン

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IP(インタークロスセクションポイント)やティーグラウンドからグリーンは斜め45度角度がつけられたグリーン形状です。

レダンタイプのグリーンにはエスケープゾーンが設定されている場合があり、直接グリーンを狙う以外のプレールートがあります。

白い点々エリアがバンカー。赤いゾーンがフェアウェイのエスケープゾーン

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このようなグリーンにアプローチする場合、パワーのあるプレーヤーは直接グリーンを狙ってもいいでしょう。しかし、距離がありボールがグリーンに止められない場合は、赤のエスケープゾーンを使ってグリーンにアプローチする方法も出てきます。

青は直接グリーンを狙うルート。紫はエスケープゾーンを使ってグリーンにアプローチするルート。

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レダンタイプのグリーンは打つ場所から、グリーンが斜めに配置されているためグリーンの縦の幅が少ないです。グリーンをキャッチしてもボールをしっかり止められるプレーヤーでなければ、ボールはグリーン奥のエリアまで転がってしまい、とても難しい状況になります。ですので、レダンタイプにはエスケープゾーンを配置されている場合が多いです。

では、この場合はどうでしょうか。

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フェアウェイからのセカンドショットをどこから打てば、このホールを上手く攻略できるか。

このような場合は、やはりフェアウェイの左サイドから打ったほうが優位になると思われます。

右サイドからだとバンカー越えのルートしかなく、しかもグリーンの縦幅も短いため、グリーンでしっかり止まるボールを要求されます。

左サイドの場合、手前にミスしてもエスケープゾーンからのショートアプローチ、グリーンの縦幅も長いため優位になってきます。

ですので、この場合は、グリーンにアプローチしやすい左サイドからグリーンに向けてショットしたほうが簡単になります。

なので、フェアウェイのど真ん中がベストかというと、そうでもないよ。と言うことです。

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カチカチグリーンの攻略法

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