見出し画像

女性ゴルファーのスコアメイク

最近は女性ゴルファーが増え、ゴルフ場や練習場でも多くの女性の方がゴルフを楽しんでいただけています。とても嬉しいことです。

さて、女性ゴルファーのスコアメイクではなにが重要なのか。そして何をすればスコアを伸ばせるのか。それについて考えていきましょう。

スコアメイクの鍵は飛距離

女性ゴルファーの多くは飛距離が大きなウィークポイントになってしまいます。200ydほどのコースだとなんとか2オンを狙えてパーやボギーも取れますが、300ydクラスになってくると3オンが精一杯。長くなればなるほどスコアは悪くなる可能性が高くなります。優先順位としては飛距離を出すことを第一に考えなければなりません。

しっかり振るためにはまずはアドレス

筋力がないから振れない。振ったらクラブにつられてふらついてしまう。よくありますが、どちらもアドレスが悪いから振れないし、ふらついてしまう。とも言えるのです。

アドレスでは、しっかり腕と身体が繋がった状態を作らなければなりません。そして、足も内股や外股になりすぎてもバランスはとれないので、そこも改善対象です。

腕と身体が繋がった状態とは、肩が挙上(肩が上方に上がる)や外転(肩が胸方向に出る)せずに、バランスのよいポジションで構える必要があります。

画像1

形を作らず、まずは振る事を覚える

女性と初心者の場合ありがちなのが、ボールに上手く当てようとすることから始めてしまう。です。小さいスイングでボールをポーンと飛ばす事から始めます。実はここから始めると後に上手くいかなくなってきます。ゴルフスイングは当てるという動作が入った途端当たらなくなります。これは、ゴルフクラブの構造で持っている先に当たる面がないいわゆる偏重心なものだからです。テニスラケットやバットのように、持つところの先に当たる場所があれば当てにいっても上手く当てれます。しかし、ゴルフクラブはL字形状なので持っている先には当たるところがありません。なので、当てにいっても当たらないのです。

なので、どうするかというとまずは振り子のようにクラブを動かしながら振ってもらいます。そこで、クラブがシャフトを軸にして回転するのを感じます。この素振りができるとほぼボールは打てます。この回転する感覚を覚えるとボールをクラブで打つときに必要なフェースターンをもう覚えた状態なので、素振りをして芝生をすり、その擦った周辺にボールを置いてあげると勝手に当たります。

この勝手に当たる。ということを認識、そして経験しないかぎり飛距離アップは望めません。

ゴルフを初めて半年の女性ですが、最初は一切ボールに当たらない。ボールに触れることすらできないレベルから始めましたが、最初に振ったら勝手に当たることを教えているので、今では110ぐらいで回ってきます。当たるとゴルフは楽しいですからね。練習の熱も入ります。

画像2

アプローチは転がす

アプローチは可能な限り転がしましょう。女性の脳は空間認識能力が、男性に比べて劣る傾向があります。以前目について書かせていただいたように、女性は奥行きを見ることが少し苦手です。車の運転が苦手なのもここに影響あるかと思います。ですので、空中にラインを描いてそのあと転がって寄っていく、というイメージを上級者じゃないかぎり難しいと思います。ですので、コロコロ転がっていくものに関しては、まだイメージがつきやすいです。まずは転がしましょう。

もちろん練習場では転がし以外のアプローチもしっかり練習してくださいね。


パターはたくさん練習

先程もお話しましたが、女性は奥行きをみるのが苦手。なので、距離感を出すのがとても苦手です。パターはちゃんと距離感を磨かなければずっと入りません。なので、パターの日々練習は必須になります。そして、距離感を練習するために家でパター練習する際も距離感を作る練習をしましょう。たとえばボールを、1つ短めに打ち、次はさっき打ったボールの少し前、また次のボールはさっき打ったボールより少し前。というように距離をコントロールしながら打つ練習をしましょう。逆のバージョンもいい練習です。


ゴルフは老若男女問わずできるスポーツ。しかも、TEEマークを変えるだけで誰とでもラウンドできる少し変わったスポーツです。今屋外で出来るスポーツとしてゴルフがまた沸騰してくれるとほんとに素晴らしいと思います。ぜひゴルフ楽しみましょう。

画像3


ゴルフというスポーツを追求し、レッスンや、競技ゴルフを行なってます。もっとゴルフを楽しく、上手くしたい!