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感染者数増減の見方:緊急事態宣言延長にあたって

今日の東京の新規感染者数は165。

今日で一週間のデータが揃ったことで見えてきたことがあります。

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土曜日から日曜、月曜日へと減少し、火曜から増加し金曜日再びピークとなる。
この循環を繰り返しています。

月曜日への減少傾向は土、日の順に病院での検査数が減るためだと推察されます。
また金土曜への新規感染者数増加の流れは、月曜日以降に行われた検査が金曜日までかけて1~4日かけて集計されるためではないかと推察されます。(厚生労働省によるとPCR検査の結果が出るのは1~数日後とされています。)

そのため、週における日々の数字の上下ではなく、一週間単位で評価すると傾向が見えやすくなることがわかります。

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緊急事態宣言の延期の対象地域と期間を判断すべき大切なこの時期に、韓国を真似て導入したドライブスルー検査を行う民間機関で致命的な検査ミスが報告されています。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202005/CK2020050102000277.html

4月28日に神奈川県だけでも20件もの誤診に基づく誤報告がなされたということであれば翌4月29日の新規感染者数25人の大半が存在しなかった可能性があります。

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緊急事態宣言の一か月延長の方向性が安倍首相より夕刻発表されました。政府が判断を依存した専門家の尾身氏が記者会見で説明に使用していた日本全体の新規感染者数の日別の推移の棒グラフでは大ざっぱ過ぎて適切な判断を下させる印象を残念ながら受けませんでした。
より適切な分析に基いて延長対象地域と期間の長さについての判断を的確に行う必要があるのではないでしょうか。


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