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意外と知らない日本の旧暦

こんにちは、ようへいです。

ちょっと気が早いですが、来月は12月ですね!
そして、12月になると良く聞くワードが「師走」。

「師走」というのは旧暦の言い方ですが、そもそも旧暦ってご存じでしょうか?
自分は全く知りませんでした。

これを機に、旧暦に付いてちょっと調べてみました。


各月の旧暦の読み方と由来

1月:睦月(むつき)
「睦」は親しい、仲良しという意味で、家族や親族が新年に集まって仲を深める月。

2月:如月(きさらぎ)
「如し」は柔らかいという意味で、寒さが和らぎ始める月。
また「衣更着(きぬさらぎ)」とも呼ばれ、衣を重ね着する季節を表します。

3月:弥生(やよい)
「弥」はいよいよという意味で、生命がいよいよ芽生える月。

4月:卯月(うづき)
卯の花が咲く月とされ、卯の花はウツギの花とも関連付けられています。

5月:皐月(さつき)
「皐」は田植えの意味を含み、農作業の始まる月。

6月:水無月(みなづき)
「水無し」と解釈されることもありますが、実際には田植えで水が田に満ちる月を指します。
どうやら、”無”が”の”という意味で用いられていたようです。

7月:文月(ふみづき)
書物を読むのに適した月とされ、また文の花(ホトトギス)が美しく咲く月。

8月:葉月(はづき)
多くの木々の葉が茂る月。

9月:長月(ながつき)
昼が長い月、または「長月」は盛りの月という意味で、稲穂が実る月。

10月:神無月(かんなづき)
全国の神々が出雲大社に集まるため、他の地方には神がいない(無い)とされる月。

11月:霜月(しもつき)
霜が降り始める月。

12月:師走(しわす)
師が走るほど忙しい月とされ、年末の慌ただしさを表します。

そもそも旧暦って何?

日本は、明治5年(1872年)まで太陰太陽暦である旧暦を使用していました。

旧暦は、月の満ち欠けを基本としており、1ヶ月を29日または30日とし、約29.5日の月の周期に合わせています(= 太陰暦)。
したがって、1年は354日(= 29.5日 × 12ヶ月)です。

太陰暦の1年は354日である一方、太陽暦は365.2425日です。
旧暦は、11.2425日足りません。

この不足分を補うために、2~3年に一度の閏月(うるうづき)、つまり13カ月目の月を入れ、太陰暦のずれを太陽暦に合わせていました。
なんと、一年が13ヶ月となる年があったのです。

閏月の運用方法

閏月は、必ずこの月の後に入れるというルールはないので、「十三月」というものがありません。
丁度良い時期に閏月が差し込まれていました。

なぜなら、今のように日付に強い執着心は無いからです。
昔は農業が中心で、暦をもとに仕事が行われていました。
つまり、暦が季節と合っていれば仕事ができてました。
なので、暦と季節のズレが解消できるところで、閏月が差し込まれる、という運用だったようです。

そのため、七月と八月の間に「閏七月」が入ったり、十月と十一月の間に、「閏十月」が入ったりして、季節とのズレが補正されていました。

さいごに

暦やその由来を知ることで、日本の文化を知るきっかけになりそうな気がしました。
昔の人の1年の過ごし方を調べてみると、暦の由来と答え合わせができそうですよね。
そうして当時の文化に触れつつ、今の文化との違いを見てみたいなと思いました。

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