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堕落は習慣化しやすい、努力は習慣化しにくい

こんにちは、ようへいです。

人っていうのは習慣を身に着ける能力が備わっています。
きっと進化の過程で備わった素晴らしい能力なんだろう、と思っています。

行動が習慣化されると、意識しなくても行動できるようになるのでエネルギーが節約できますよね。

実はこれってすごいこと。
定着するまでは疲れるけど、自然体で行動できるようになると、ホントにエネルギーって減りにくい。

起床時間や就寝時間でいえば、習慣化できれば生活リズムや体調も安定できますよね。

ということで、
「習慣 = 自律的な行動ができるようになり、生活・仕事・体に何らかの効果をもたらすもの」と考えています。

ところが、習慣といっても良い習慣、悪い習慣がありますよね。

ふと考えてみると、

悪い癖(習慣)は簡単に付き、良い癖(習慣)は付きにくいのはなぜだろう?
堕落と努力の習慣化には、きっと違いがあります。

この記事ではその理由を考えてみます。


堕落が習慣化しやすい理由

思うのは次の3点。
堕落の最初の一歩を踏み出してしまうと、楽な味を占めてしまい、そのうちやめられない、という負のスパイラルがあるようです。

抵抗感が鈍くなる

最初の一歩は抵抗感を感じるため躊躇しますが、一歩踏み出せば免疫が付き、次は簡単になってしまいます。

以前こんなことがありました。

出張中、日当を浮かせるために自炊していました。
しかし自炊は面倒。

とうとう仕事帰りに、いつも我慢して通り過ぎていた なか卯 へ。
節約したいけど今日だけは特別!と思いながら牛丼を食べると、それからは毎夜なか卯になりました。
この1回のせいで、和風牛丼を注文することへの抵抗感が薄れていってしまいました。

結局、3ヶ月間、毎晩和風牛丼食べ続けていましたね。
懐かしい。

快楽を求める

人は誰でも快楽を求めます。
楽しいこと、楽なこと、気持ち良いこと。
大好きですよね。

だって本能だもの。

最初は抵抗感があった牛丼。
1回の注文によって抵抗感がなくなりました。
そして、お金を払えば手軽に美味しく食べられる、という旨味を占めました。

こうした快楽追求の本能が、時に良識を忘れてしまうきっかけとなります。
本能って恐ろしい・・・。

脳内の報酬系の刺激

堕落が進行する背景には、脳内の報酬系(脳のメカニズム)が関係しています。

報酬系とは、
欲求が満たされたときに活性化し、快感の感覚を与える神経系のこと。
ついついやってしまう、やめたいけどやめられない。

和風牛丼はおいしいし、また食べたくなる。
そして日々残業、疲れた体は美味しいものを食べたくなる。
ついついまた牛丼・・・・。
節約したいけどやめられない。

報酬系を刺激する行動は、快感とともにその行動への欲求が高まります。
欲求不満の状態が続くと、その行動を繰り返して報酬系を刺激するようになります。

これらが堕落が習慣化しやすい罠なんでしょうね、きっと。

努力の習慣化が難しい理由

努力はすぐには報われません。
自分の力だけで遂行するのも多大なパワーを消費します。
そして努力は、楽をしたい、という本能に逆らう行為です。
だからこそ、努力の習慣化は難しいのかな?と思います。

即効性がない

努力してもすぐには結果が出ないことが多いです。

例えば、
ダイエットを始めても体重が減らない。
筋トレしても筋肉が付かない。

結果が見えない努力は続けるのが難しいですよね。

「継続は力なり」と言います。
逆に言うと、力は継続なり。

継続しなければ実を結ばないのが「努力」ですよね。
自分との戦いです。

外発的動機付けが中心

努力により目標を達成するためには、そのプロセスを楽しみ追求し、継続するという内発的動機付けが必要です。
が、努力の過程ではそれが非常に保ちにくい。

なぜならモチベーションの問題。
歩んだ道は長く険しいかもしれない。
自分で自分を応援するほど辛いものはありません。

だからこそ、スキやコメントをもらってモチベーションを高めるような「外発的動機付け」が必要です。

自分の努力のほかに、周りからの応援も必要、ということなんです。

脳は楽をする方向に作用

脳はできる限り楽をしようとします。
努力よりも休息を選ぶ神経回路が働きやすいです。

だって本能だもの。

ということは、長期的な努力は、この脳の傾向と逆らうことを意味します。

努力は本能に反する行為。
だから、努力を続けるには強い意志が必要。

努力が難しいと言われるのはきっとここにあるんだと思います。

努力の習慣化するためには?

小さな成功を積み重ねる

アメとムチなんじゃないですかね、やっぱり。
アメ(成功)とムチ(努力)。

達成まで100の努力が必要だとした場合、100を達成することを目標にするのは正直酷ですよね。
アメが無い・・・・。
精神衛生的に良くないと思います。

じゃあどうすれば?

10を達成することを小目標(アメ)にするのが良いと思います。
達成感の回収場所を作る。

100記事目標の人は、まずは10記事作ることを目標にしてみる。
達成したら次は20記事、30記事・・・・ というような感じ。

途中途中で小さな達成感を得つつ、ゴールを目指していきましょう!

他人と励まし合う

同じ目標に取り組む仲間と定期的に交流し、努力の過程を共有すること。
壁にぶつかった時も励まし合えますしね。

一人の努力って本当に難しいです。

今、一人でAWS(Amazon Web Service)の勉強をやっていますが、本当に辛い・・・。
励ましあえる人が欲しいですね。

noteは仲間がいて楽しいです。
コメントも良く頂いて、頑張れている自分がいます。

目標をイメージする

要は努力の動機づけ。

その努力の先には何がある?

自分はAWSのプロフェッショナルレベルの資格を取りたい。

「何となく」で始めた努力は途中で終わります。
せっかく時間とパワー使って努力するんだから、無駄にしないためにもしっかりとした「目標」を持つことが大事です。

さいごに

このように、堕落は習慣化しやすく、努力は習慣化しにくい理由を考えてみました。

努力を習慣化するためには、小さな成功体験(達成感)の積み重ねとしっかりとした目標を持つこと、そして応援。

せっかく努力するなら、まずは努力の「意義」を見つけるところから始めてみましょう!


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