ドイツワクチン事情 その2
2021年6月9日。
新型コロナワクチン接種の予約を7日から16歳以上(州によっては12歳以上)の誰もが取れるようになった。居住地域の接種センターと開業医のどちらか好きな方を選べば良い(両方で予約を取り、日程が遅い方を事後的にキャンセルするという手もある)。筆者はあれこれ考えた末に接種センターを利用することにした。
同日の起床直後にヘッセン州の予約サイトにアクセスしてみた。すると、出てきた画面は「ただ今メンテナンス中」。ちょっと気合が入っていたので、肩透かしを食う格好となった。
時間を置いて再トライすると、今度は「待合室」なる画面が表示された。チケットぴあに電話をし続け、やっと繋がった時にはすでに完売というアナログ時代の記憶が蘇ってきた。「アクセスの集中でこれは長期戦になるな~」と思い、ひと仕事することにした。
2時間ほど経ってどうせダメだろうと思い再アクセスすると…。つながった!今週中にアクセスできれば良いと悠長に構えることにしたので、「ラッキー」と思った。名前や住所、生年月日など必要事項を記入し、10分ほどで登録を完了した。
登録確認の受信メールには、ワクチンの供給量が需要を大幅に下回っているため、接種日時の通知を受けるのは数週間後になる可能性があると記されているが、夏季の旅行ははなから諦めており、ストレスにはならない。
コロナ禍の状況は日に日に改善している。7日には人口10万人当たりの1週間の新規感染者数が25人を切った。フランクフルトでは規制緩和の第二弾が始まり、予約なしで買い物をしたりレストランの店内で飲食することができるようになった。すべてが良い方向に向かっている。
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