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縛られたい?㉑50代のセカンドバージンから卒業記録

「縛られたい」といってもプレイではない
興味はある(笑)

会いたいと連絡して会えない日が続き
連絡もなく
会いたいの気持ちが募る

ある日
美容院に予約を入れた
カラーとカットをしたら
いつもより時間がかかり
帰宅が遅くなった
帰ってから夕飯の支度
(一応主婦)をすれば
間に合うと思って出かけたので
いつもの時間に何も準備ができていない
義理母と夫から電話が来る

夕飯の支度はどうするのか?と
「連絡くれれば準備しておく」と義理母
ご飯を炊いておくよう頼んだ

「どこにいるのか?何も支度してないじゃないか」
とややキレ気味の夫

マズイ

あーめんどいなと

急かされてる気がした
少しくらい遅くなっても待っててくれれば
帰ってから作っても30分くらいでできるのに…

いつもの時間にできていないと
ソワソワしだす義理母
同じ時間に夕飯が食べられないと
イラつく夫
(残業で遅くなるときもあるので
 毎日決まった時間に
 食べるわけではないが
 ワタシがいないことが不安なのか??)

どちらも待てない人達で
窮屈感がある

だからと言って自由になると
ワタシは自分のタイミングで動くので
自分のキリのいいところまで終わらないと
一向にご飯が食べられない
(ワタシは集中すると
ご飯を食べなくても良いので
優先順位は下がる)
←これを夫は過去に何度も経験しており
 出来上がるのを待てないので
 怒って外食に出ていた

同じ週に
用事で出かけてどうしても
抜けられなくなって
帰りが遅くなりそうになった
さすがに同じ週に2回はマズイ
義理母に連絡して
ご飯の支度を頼んだ

ほぼ毎日夕飯の支度をし
家族で食事をしている
夕飯を作るのがワタシの役割でもあるので
なるべく夜の用事は入れないようにしている

「めっちゃ家族に縛られてるな」
と思った

そして
「彼に心を奪われ縛られてるな」

彼はなんの束縛もしてないが
ワタシが勝手に彼の存在に縛られている

家族と彼という二重の縛りに
自由度が狭くなり息苦しくなっていた

そんなに縛られたいのか?
と思ったら
バカげた自分に笑えてきた

縛るプレイの方がいい
と思う

軽い関係でよかったのに
重くなっていた

いつもいつも彼のことを考え
連絡来るのを待つ
そして不安になる

気持ちが重い

春の陽気で桜も咲き
木々が青々と
花々が鮮やかに
明るい季節になったのに
ワタシはどんより暗くなっていた

一旦離れよう
一旦忘れよう

縛られることから
解放しよう

そう思ったら
ちょっとだけ気持ちが
軽くなった

もぎ取られた羽根が
新たに生えてきた
産毛なので直ぐには飛べないけど

ワタシは自由でいいのだ


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