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山中のメガソーラー下を貯水池に。保湿と発電、メガソーラーのバージョンアップ (山火事対策1) 

日経でよいニュース。Google日本法人が、社内の電力100%再エネへと、二つのメガソーラー社と契約した。Amazonもこれに倣うようで、これを見ると、Googleみたいな会社は、すべてを再生エネでできると考えていると分かり、明るい気持ちに。以下の二社。

山中に、大きなメガソーラー。どこもやっていて、近年は景観破壊、地崩れでクレームも増えてきた。だからしっかり作る必要がある。

いっぽう山火事増加。この五月、雨が多く、日本では確率は低いかと思ったけれど、しかし可能性はある。「いまからサイエンス」で、すでに山火事が世界の人間活動のCO2の1割に匹敵するCO2を出すと指摘。吸収するはずの木が逆にCO2になってゆく。人が下界で削減で努力した成果が、山火事でパーになることも。だから工夫しよう。

Googleと契約した自然電力やCECのサイトの写真を見ても、ただ草地にソーラーが並んでいる。畑もしておらず、もったいない。下が貯水池だと水は陰で蒸発しにくく、低温はパネルの発電力を上げる効果。とにかく、銅線までよく盗られる工夫のない草地ソーラーは、そろそろヴァージョンアップすべき時期だ。下草は刈る費用もかかり、見た目にも何とも工夫がなくアナログだ。

貯水池を養魚場にするのもよい。日本の山中は水質、水温がよく、すでにサーモンやマス類の養魚場が多い。さらに、魚の糞を肥料にするアクアポニックスという農法も、実行者が各地に表れ始めた。

酪農の建物屋根に使うのはもちろん、林業との組み合わせもあるようだ。架台を木製にしたり、適度な日影が、キノコ栽培に適した場所を作る。

実は山火事対策として、世界で一番一般的なのは、森の下草を焼いてしまう野焼きだ。ヤギに食わせているというところもある。とにかく、草を燃やすのならば、それをワラのようにまとめて、バイオ燃料発電にもできるはず。稲わらをバイオ燃料にする試みを、クボタが秋田で始めた。


(おまけ)「ソーラーパネルの日陰」にはいろんな効果がある。ソーラー駐車場は、かならず大きな事業になる!!駐車場なら車の再冷房のバカにならない費用の節約にもなるし、とにかくあれこれ考えよう。たとえばこんな記事。
ソーラーカーポートの工費半減/東洋エンジ、斜め基礎管開発 - 電気新聞ウェブサイト (denkishimbun.com)

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