『コードギアス 復活のルルーシュ』:感想その2

感想を書こうとしたら余りに語りたいことが多すぎたので分割した。
前編は以下を参照。

復活のランドスピナー

嬉しいことに、戦闘は地上戦主体に回帰した。なんとサンドボードまで登場した(成田でランスロットが使用した)。
フロートシステムはランスロット、紅蓮、ナギドなど限られた決戦機だけのものになったが、それくらいの方が画面映えする。

平和と戦争

ゼロレクイエムによって不利益を被る人々がいれば再び戦争は起こる。シュナイゼルもそれを理解していたから兵器開発は継続されていた。

ナイトメアフレームをナイトギガフォートレスに艤装するフレームコート。ナイトメア用ランスのルミナスブレイズ発生装置。個人用ブレイズルミナス。
全体的に技術が防御寄りに発展しているのは、攻める時代から守る時代になったからだろう。

戦士と拝礼

ジルクスタンの特徴は二つ。戦士の国であること。目を隠す独特の拝礼があること。
強い戦士が尊敬を得る国。強い戦力でもってブリタニアの侵攻を跳ね除けた国。ゼロレクイエムによって傭兵稼業が行き詰まった国。
目を隠すことは「あなたにギアスを使いません」を意味するのだろう。

復活の魔神

魔神、三度立つ。
第一声は否定の言葉から入る。ギアスによる自決。地形を崩す。爆発を起こす。ヘタレ。足が遅い。変わらないルルーシュ。
それでいてルルーシュは以前よりギアスに頼らなくなった。ナナリーに優しい世界を確立した今、ギアスは絶対に必要ではなくなったのだろう。世界と関わる手段はギアスから願いへ変わっていく。

ゼロの仮面

『復活』のゼロは仮面の意匠に一本の線が加わっている。
それはスザクにとって、ルルーシュ=ゼロを殺した“傷”であり、ゼロが二人いるという“分割線”であり、自らが次のゼロであるという“1”であり、止まった時計の針なのだろう。いずれにせよ否定的な意味が込められているように感じた。
一方でルルーシュが仮面を被る時、仮面に刻まれた“1”はゼロレクイエムの先へ進む標を表している。

ルルーシュを助けたもの

Cの世界でルルーシュを再構成し、ルルーシュとナナリーの意識を救い出したのは何者だったのか。
それはロロであり、ユーフェミアであり、かつてゼロのために死んでいった人々であり、ルルーシュと共に生きようとする人々の意識だったのではないかと思う。

藤堂と千葉

扇の結婚式で藤堂に対して千葉がコノヤローという表情をしたので、未だに関係が進展していなかったのだろう。
EDを見た感じ多少は進展があったと信じたい。

ちょっとだけ復活のオズ

一瞬だけどグリンダ騎士団やノネットが映ったのは非常に嬉しかった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?