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『伊藤潤二展 誘惑』に行ってまいりました

とある初夏の休日。友人を誘って漫画家・伊藤潤二氏の原画展『誘惑』に行ってきた。


場所は京王線芦花公園駅から徒歩で向かえる世田谷文学館。落ち着いた住宅エリアの中にある地域の文化施設という佇まいでとても居心地の良い立地だった。


館内はかなりの人でにぎわっており皆楽しそう。海外からのお客さんが半分という印象で、デカデカと富江の描かれたTシャツを着こなす「ガチ」ファンであろう欧米の方が微笑ましい。

想像以上に若いファンも多い。てっきり日本からの客は男性漫画ファンばかりだと思っていたがむしろ女性の方が多く、そのほとんどをサブカルチャー好きと思われる派手髪で黒服の女子が占めていて意外であった。普段世間の時流に乗り切れていない私は伊藤潤二作品がこんなにも若者人気があるのだとここで初めて知った。


睡魔の部屋
蔵書幻影。ペラペラペラ…

貴重な生原稿が惜しげもなく展示されている。普段製本された状態で読んでいるのとは明らかに違う臨場感、おどろおどろしい迫力。そこに世界そのものが存在しているのだという説得力が全身の感受性を揺さぶってくる。


外にはグッズコーナーも。伊藤潤二作品にこんなポップなグッズあったの!?スマートフォンのケースを飾るステッカーを購入し、大満足で展覧会を後にした。



おまけ:iPhone 6sで撮った芦花公園駅近くの風景がなかなかよかったです


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