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真のレジリエンスの身につけ方はヨーガスートラに書いています

ヨーガ個人指導の最初の10分ほど先生との対話から始まることが多いのですが、先日の個人指導もそんな日でした。

一年前の今頃、集中的にヨーガレッスン通っていた時期だったことを思い出し、個人指導が終わった後もその時のことを思い出していました。

先生との対話で、私と同じように精神的な不調(私の場合は抑うつ)で教室を訪れる人はいても、大抵は元のままか、病院で処方される薬に頼ってしまう人が多いと聞きました。

私が病院に行かず、ヨーガレッスンと個人指導を選んだ理由は2つあります:

  1. 薬では心を治すことはできないことを、経験から知っていたから

  2. 症状(結果)に注目するのではなく、魂の意識を深める必要があると考えたから

精神的に不安定な状態の時はまともに考えることはできないので、少しでもまともに考えられる落ち着きと体力を戻すためには、仕事を休むということが必要でした。

自分が休むと迷惑をかけるのではとか、弱音を吐くのは恥ずかしいとかいう思いもありましたが、再起不能な状態まで落ちてしまう方が迷惑をかけることになると考えて仕事の量を減らしました。

ただし休んでいた期間は一日中ぼ〜っとして過ごすのではなく、生活を規則正しくすることに気をつけました。

大抵は病院に行って薬を処方してもらって、抑うつ状態を治そうとするのだと思いますが、私はその方法は取りませんでした。

薬が働きかけるのは症状(結果)なので、その原因である心の働きをなんとかする必要があると考えました。

もちろんヨーガレッスンでは呼吸に合わせて体をじっくり動かすので、心が落ち着くだけでなく、体の活力を回復させるという効果はありましたが、どんな時でも冷静にいられるように、ヨーガレッスンや個人指導の時間以外も俯瞰の意識を続けられるように日々練習しました。

本当のレジリエンスは思考や感情の自動的な反応に対して、徹底して観察者の立場をとることでしか身につけることはできません。

薬を飲んで症状を抑えたり、休みをとって回復したとしても、それは一時的なもので心の取り扱いを学んで、制御できるようにならない限りは、きっとまた繰り返します。

ヨーガスートラは心の取り扱い説明書です。

正しい手順と動機で地道に取り組めば、必ず結果が出ます。



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