見出し画像

読書は自由だ!読書続かないさんの壁の乗り越え方 #027

私はこれまで、読書を習慣化しようとして幾度となく挫折してきました。1ヶ月くらいは続くのですが、その後が続きません。去年も10冊読んだか読まないかくらい。

活字を読むと眠くなってしまうんですよね。仕事で山ほど活字を見ているので余暇まで活字を見たくない、というのもあります(言い訳ですね)。

そんな私ですが、昨年末に下の子がめでたく卒乳して睡眠不足がちょっとは解消されたので、もう一度がんばってみました。

今のところ過去の失敗体験から、以下の3点を意識して楽しく続けられています。

①最初から難しい本に手を出さない

読書初心者の悩みの一つ、まずはどの本を読めばいいのかわからない問題。

私は、そこで決まってザ・定番のビジネス書や自己啓発書に手を出してきましたが、まずこれが失敗の素でした。最初は面白くても、だいたい読んでると瞼が重くなってきてしまいます。ページ数も多いので、なかなか進まない…とイライラして全然楽しくありませんでした。

そこで今回は、初めは難しい本には手を出さない、と決めました。ストーリー仕立てなっている本や、エッセイ、できればページ数が少なめの本から慣らしていくことにしました。

なんといっても読書初心者なので、まずは本とお友達になるところからですね。

②一言一句読もうとしない

私は万事いい加減なのですが、読書に限っては無駄に完璧主義でした。「著者の伝えたいことを余すことなく知るため、一言一句見逃してはいけない!」と隅から隅まで読んでしまう傾向がありました。

しかし、これだと一冊の本を読むのにかなりの時間がかかります。難しい本だと何回読んでも理解が追いつかず、眠気も倍増です。

やみくもに量をこなせばよいわけではないとは思いますが、積読ばっかりたまってしまうと全然楽しくありません。楽しくないことは習慣化しません。

そこで、ちょっと飽きてきたりわからないところがあったら読み飛ばしOK、ということにしました。前よりも、一冊の本への理解は浅くなってしまったかもしれませんが、興味の赴くままいろんな本に手を出せて、純粋に楽しいです。

何事も、初心者は量をこなさなければ上達しませんが、読書も同じはず。たくさんの本を読む中でスピードも理解度も上がっていくだろう、と信じて、しばらくは量重視でいきたいと思います。

③読書する意味を考えない

実はこれまでの読書生活最大の壁は、これでした。

何冊か読んで、読書っておもしろい!やっぱり読書を習慣化したい!と思いはじめた頃、ふと気づくのです。

「あれ?私どの本からも結局同じようなことしか学んでなくないか?」

どの本を読んでも、そのときそのときで大事だな、と思っている抽象的なこと(例えば「主観的幸福度が大事」とか「メタ認知が必要」とか)を確認する作業になってしまっている気がしてしまうのです。

自分の世界を少しでも広げたくて本を読んでいるはずなのに、結局同じところに行きついてしまうのでは、手ごたえもやりがいも、あまりありません(もちろん、本ごとに全然違う切り口やテーマで書かれているので、読むことに全く意味がないわけではありませんし、同じように思えてしまうのは自分の解像度がまだまだ低いのが問題というのはわかります)。

しかしここで歩みを止めてはいけません。

なんたって自分は読書初心者。まずは読書に慣れることが大事。慣れるためには、ある程度自分の興味関心に偏った本ばかり読んでしまっても仕方ない。慣れれば、興味関心のある分野以外の本もきっと読みこなせるようになるはず。

そこで、世界を広げたい、とか、読書をする意味はあまり考えず、ただ楽しい気持ちのままに本を読みまくることにしました。

今回のチャレンジでも壁にぶつかりました。年初、自己理解系の本を何冊か読んでいた時期があり「せっかく読書で世界を広げようと思っても、結局、私は自分自分で、内のことしか見ていないじゃないか。これでは読書の意味がないんじゃいか」というふうに。

けれども、ぐっと堪えてその後も何冊か手を出してみたら、少しずつ違うジャンルにも手が伸びるようになり、全然違う学びも得られるようになりました。そしたら読書がますます楽しみになってきた気がします。

結局、邪魔をしていたのは自分の思い込み

改めて言語化してみると、読書に対する「こうあるべき」という思い込みが邪魔をしていたんだな、と気づきます。

「名著には一度は目を通すべき」
「著者の伝えたいことを理解しないといけない」
「読書するからには自分の世界を広げないといけない」

というふうに。

しかし、繰り返しますが私は何度も挫折した読書初心者。いきなり難しい名著は読みこなせないし、何百ページの本から著者の伝えたいメッセージをズバリ読み取ることはできなくて当たり前です。

思い込みにとらわれず、自由に楽しく読書を続けていたらちょっといいことあるかも、くらいの心持ちでとりあえず1か月半は継続できたので、少なくとも今年1年は読書習慣を継続したいと思います!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?