うまく説明できない自分の体のこと-5

夏の暑いある日、換気も不十分で水分も取れず、お手洗いにも行けず。
朝から深夜まで12時間、飲まず食わず、休憩もなく働いていたら、倒れました。
熱中症、脱水状態。
後ろから倒れたついでに、頸椎を損傷しました。

しばらく寝たきりの日々。
その時は、頸椎さえよくなれば、すべてはうまくいく、
元の生活に戻れると思っていました。

しかし、私の頸椎はなかなかよくなりません。
頸椎だけでなく、下腹部の痛みも変わらないまま。
半年以上の運動療法や鍼灸治療を通じてわかったのは、胸郭出口症候群ということでした。

幼少期から、リュックサックやランドセルを背負ったり、重い荷物を持つと、肩、腕、首が痛くて辛くなる。
大人に訴えても、怠けているとか、体力がないからだとか取り合ってくれなかった原因は、元々の骨格にあったようです。
成長してからは、できるだけ重い荷物は手で持たず、自転車やバイクで移動するようになったのもその影響。

そして、その元々の骨格が、自分の体全体にどのように影響しているのか、その後の無知な体の使い方によって、さらに思い知らされるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?