うまく説明できない自分の体のこと-2

虚弱体質の私が小学校に上がる際、母とある約束をしました。

小学時代の6年間は、何が何でも無欠席、全出席すること。
たとえ保健室に通ってでも、保健室で寝てても、早退してもいいから、
とにかく学校に毎日行くこと。

勉強についていけなくなるのを心配してのことだったようです。
母との約束を守ろうと、何とか毎日通うことに必死。
そして、予想通り、保健室通いが始まります。

最も多かった症状は下痢。
週に数回は授業中に腹痛を起こし、トイレに駆け込む始末。
何度も教室とトイレを往復するのが恥ずかしく、次第にトイレついでに保健室に入り浸るようになりました。
あるときは、登下校中に腹痛に見舞われ、途中にある友人宅や商店のトイレを借りることも。
それぐらい消化機能が弱かったのだと、今は思います。

しかし、当時にはそういったアドバイスをしてくれる人もおらず、
下痢止めを飲むしか対処法はなく。
一般的な下痢止め、整腸剤はほとんど手を付けたでしょう。
お寺で祈願したありがたい丸薬を頂いたりもしましたが、消化不良で悩むのは高校時代まで続きました。

大学時代、自分で食生活を管理するようになってからは、トイレに駆け込む頻度は驚くほどに減りました。

食べたもので体は作られ、食べるもので体調が変わる???

ようやく気が付きました。
大人になり、胃腸の調子はかなり落ち着きましたが、小学生時代から始まった肋間神経痛、頭痛、全身痛は治まるどころか、ひどくなるばかり。
季節の変わり目には熱っぽく、だるくて、動けない。
感覚としては40度ぐらい熱がありそうなのに、微熱。
また、原因不明の高熱を頻繁に出すようにもなります。
次第にアレルギーも発症し、その10年後、主治医の予告どおりに喘息も発症します。

特に無理なことはしていないのに、どうしてなんだろう。
体力がなく、人と同じことももできない。
そういえば、体育の長距離走、マラソンなど、持久力を測定するものは、数分でギブアップしてたっけ。
どうやら私は、人より体力がないらしい。
社会人になったときに、ようやく自覚し始めました。

続く

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