YouTubeでヨガを学ぶ時に注意した方がいい3つのポイント
YouTubeでは、無料で一流インストラクターのヨガが視聴できる、自分の好きな時間にヨガができる、分からない所を繰り返し視聴できると、素晴らしい事づくめです。
しかし、YouTube独学でヨガをやっている方から、体を痛めたり、故障したりといった話をチラホラ聞きます。YouTubeでヨガを学ぶ際には、注意しなければならない事が幾つかあるのです。
RYT500でヨガを学べば学ぶほど、動画を使った独学ヨガの際、気を付けなければならない点が浮かび上がってきました。そこで、この記事ではYouTubeでヨガを練習する時の注意点を紹介します。
1. ウォーミングアップをしっかりやる
YouTube動画の宿命として、視聴者数と視聴時間を維持する事が求められます。その為、地味なウォーミングアップ部分は、手短に済まされる傾向があるように思われます。
しかし、平均的な体力と柔軟性の方にとって、ヨガポーズは結構負荷がかかりますし、十分体をほぐしてから行わないと、アライメントが整えにくくなり効果は半減します。
60分のヨガであれば、15分はウォーミングアップ。ヨガポーズも難易度の低いものから徐々に負荷を上げて、ピークポーズに持っていくのが理想です。
その後も、いきなり終わりではなく、徐々に難易度を下げつつ、15分くらい時間をかけて、静かにフェードアウトするのが理想。
YouTubeヨガ動画は短い時間にギュッと、伝えたいポーズが詰め込まれています。それだけをやると、負荷が大きいので、ヨガはしっかりウォーミングアップをしてから行うようにしましょう。
ほぐす系の動画、ストレッチ動画などでウォーミングアップしてから、ヨガ動画でヨガをやるのがおススメです。
2. アライメントを知る
アライメントとは骨格と関節の配列の事。ヨガをやる際は、アライメントに目を向け、自分の体の状態を感じ、集中する事が重要になります。
そこがヨガの醍醐味ですし、アライメントを意識する事で怪我や故障のリスクも低減され、ポーズの効果は増大します。
ところが、アライメントについて詳しく喋り出すと、動画映えしないんですよね。それゆえ、端的に一言二言、添えておくくらいの動画が多いように思われます。
オンラインヨガであれば、インストラクターが画面を見て、生徒さんの動きを修正できるのですが、YouTube動画だとそうもいかないので、端的な表現にしているのかもしれません。
そうだとしても、ヨガインストラクターの観点で動画を見ていると、アライメントの説明少ないなぁと感じる事が非常に多いです。
動画のテーマやヨガのスタイルによりますが
・骨盤/股関節のアライメント
・肩甲骨/肩関節のアライメント
・背骨のアライメント
については、ある程度の説明が欲しいところ。
アライメントについて知りたい方は、体の使い方を説明してくれるヨガレッスンを数回でいいので受ける事がおススメです。もしくは初心者向けのヨガ本を立ち読みで良いので読むか。
個人的な意見ですが、初心者の方はアライメントについて一切触れず、ポーズを見せるだけの動画は見ないほうがいいです。そのうち怪我しますし、変な癖がつきます。
3. 画面を見過ぎない
ヨガを深めるためには、アライメントを整える事が重要ですが、体は顔や視線が向いた方向に傾いていきます。
なので、できるだけ画面の方に顔を向けず、声の誘導に従いながらヨガを行いましょう。理想は目を閉じていても、声の誘導だけで動画と同じ動きができる事。
RYT200だと、「声のインストラクションがメインで、動きのデモンストレーションは補助。」と言われました。
画面はちらっと見て、自分の体と心のほうに目を向け、ヨガを深めていきましょう。
まとめ
RYT500を取り、ヨガインストラクター向けのワークショップなどに参加するようになった後でも、ネタ出しや練習のためにYouTubeヨガ動画は重宝しています。
その反面「これは初心者には見てほしくないな。下手したら体痛めそう。」という動画もチラホラあります。
YouTubeヨガ動画を活用する時は
1. ウォーミングアップをしっかりやる
2. アライメントについて知る
3. 画面を見過ぎない
事を意識しましょう。それだけで、体を痛めるリスクが減って、ヨガをより深く楽しめるようになります。素敵なヨガライフを送りましょう!
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