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見た目にこだわるポーズが別世界へと誘う

宮崎 都城 ヨガスタジオリンデンの畠山さきです。

本日は、ポーズ中の骨や関節の位置にこだわることで、瞑想状態へ入りやすい質の良いヨガができることをお伝えしていきます。

前提として、ヨガとは、他人と比べないものです。
ヨガとは、自分の内側に意識を向けるもの(瞑想)なので、外との比較は不要です。

例えばダウンドッグで、膝が伸び切らなくても、かかとが床に付かなくてもそこは問題ありません。大切なのは、快適で安定した姿勢で内観することがからです。

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ポーズは十人十色です。
一人一人にフィットする心身の位置を信じて欲しいと思います。

とはいえ、クラスでは細かく身体の配置を案内していますよね?

精神性を求めるヨガにおいて、あえて肉体的な指導をするのには理由があります。その理由についてご紹介します。

🌿①怪我や痛みを防ぐため

身体には骨や関節に負担のない正しい配列というものが存在します。
そして、私たちの身体には癖が存在し、正しい配列からズレを生じさせます。

例えば、正しい脚の配列が左の写真。
悪い脚の配列(身体の癖)が右2つの写真です。

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左側の正しい配列を見ると、膝と足首の中心が正面を向いています。
右の2つはそれぞれ向きが違いますね。

この右2つの身体が後天的に発生した場合、これを身体のクセと呼びます。

正常な位置から、クセによって骨や関節の配列がズレると場合によっては、痛みが生じます。さらに、筋肉が正しく使えずこわばることで、怪我のリスクも高まります。

ヨガのポーズにおいても、身体の癖は強く出てきます。

例えば、ダウンドッグでO脚の方が無理に足を伸ばそうとすると、膝の位置がねじれ、膝関節に痛みが起こりやすくなります。
ヨガのポーズで大切なのは、内観(瞑想)です。
身体に痛みをつくっては、内観する余裕は生まれません。

ダウンドッグでは膝が曲がっても、踵が浮いてもOKです。

しかし、膝と足首の中心の向きは「正面」これしかありません。
これをポーズの基準と呼びます。(アライメント)


ポーズの基準を大切にすることが、ポーズの質ないし、瞑想の質・ヨガの質を高めるためにとても大切です。

🌿②エネルギーラインが整うため(呼吸・氣)

身体に負担の少ない①のポーズ基準においては、呼吸の通りがスムーズになります。呼吸のため筋肉が無理なく動くには、正しい骨の配列が重要だからです。例えば、胸と腰を弓なりに反った状態で、お腹に深く息を取り込むことは難しいですね。

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ヨガがでいう呼吸は、エネルギーそのものです。
エネルギーが全身に行き渡るようにするために、無理なく正しい骨の位置であるポーズ基準は有効です。


🌿③意識を向ける的ができ、集中が高まる→瞑想状態へ

これまで見てきた通り、正しい骨の配列でポーズをとると、痛みがなくなり、身体にエネルギーを行き渡らせることができます。

その快適で安定した姿勢に思考は静まり、心は満たされます。
内観する余裕が生まれ、集中が続き、瞑想状態へ入りやすくなります。

例えば、身体のクセによってポーズ基準から外れて、ヨガをしているときを考えてみましょう。
多くの場合、身体を上手く使えないので痛みが出るでしょう。すると、「みんな出来ているのに恥ずかしい」と意識が散漫になるかもしれません。さらに、呼吸も浅くなり苦しさが勝ります。

この様子では、瞑想状態へは遠いです。

正しい骨の配列でポーズを取ると、自分が意識しようと決めたところに集中することが容易になります。これが無理なく続いた状態が、瞑想状態です。

🌿まとめ

いつもより長くなってしまいました。
まとめます。

ポーズ基準を徹底するヨガは、身体を調整していく作業です。
それは、一見肉体的指導に見えます。
しかし、その目的はポーズを型にはめるようにすることではありません。

✔️個人個人が心の瞳をもつこと(内観するための目を持つこと)
✔️自己を探求する空間をつくること(身体や呼吸の反応を観察すること)
✔️集中する的をつくること(集中できる頭の静けさと、対象を決めること)

を目的としています。

繰り返しますが、ポーズは十人十色です。
一人一人にフィットする心身の位置を信じて欲しいと思います。

ですが、ポーズ基準は1つです。
ポーズの基準にこだわることで、別世界が広がります。
ちなみに、ポーズ基準に忠実なアーサナは 見た目にも美しい姿です。


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