夜が明ける

34歳女の記録

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ピロリ菌除去による薬疹との戦い #2

皮膚科受診"薬疹ですね" 薬疹…? ピンとこなかった 先生は瞼や口の中をくまなく診察した後 "まだ粘膜には出てないので薬で様子を見ましょう  もし粘膜に出てきたら命の危険に関わるので  すぐに紹介状で大きい病院に行ってもらいます" はい。 返事をしたけれど、恐怖でとても混乱していた。 ステロイドの塗り薬と抗アレルギーの飲み薬を処方され その日は帰路についた 湿疹が目に入るたび怖くなる ポタポタ、と涙が止まらなかった 家に着いて、インターネットで薬疹を調べて読みあ

    • ピロリ菌除去による薬疹との戦い #1

      ピロリ菌除去のおはなし"今後の胃癌のリスクを高めることにもなるから 除去した方がいいですね" そう簡単に医師は言った。 本当にそれくらいのことなのだ。 医師の言葉にも嘘はないと今でも理解しているし あくまで判断したのは自分だというのも分かっている それでも、あの時に戻れたら 私はどうするか? 胃癌のリスクをおってでも きっと治療は見送ったと思う。 きっかけは唐突だった 会社の健診が30歳を機に人間ドックになった。 ABC検査という血液でわかる胃の検査。 そこで

      • とりあえずのこと

        はじめまして 夜が更け、感性がピークを迎える。 毎日単調な生活の中で身を潜めている心の中の感傷的、ノスタルジック、ロマンティスト達が全ての服を脱ぎ捨て解放されていく。 何を気にすることもせずひたすら自分に没頭できる。 感情も何にも我慢しなくて良い。私が1番自由になれる時。 そして気がついたら、夜が明ける。 私は私を着て、いつもの私になる。 わたしはただ1人の人間だ どんな人間にも困難は訪れる でも幸せもある そんなごくありきたりな1人の人間だ ただ、不安と闘うことが多

      ピロリ菌除去による薬疹との戦い #2