斜陽館は太宰治
斜陽館に行きました。
走れメロスと人間失格しか読んだことないのに。生家だってことも知らずに行ってしまった。
柱とか床とか、ここに太宰が触れていたのかなとか思うとなんだかどきどきした。時を経て同じ空間にいるのだなあと。考え方がストーカーみたいだね。
分かったのは、そこに行っても太宰はいないということ。行く前は、太宰に会える〜うきうき、だったわけだけれど斜陽館を出たら、???状態だった。
いなかったんですけど、太宰。
いるわけないよね、太宰。
本当に生きていたのかな、太宰。
太宰治も宮沢賢治も萩原朔太郎も種田山頭火も実はいないじゃないですか。平然と今も生きてるみたいな顔をしていますけど。
彼らの遺したものを見て、私はとてつもなく淋しくなるし、とてつもなく温かさを覚えます。そういう事なのかな、生きるって。
人間失格。
他人がどうこう言おうと、その人が失格って思っちゃったんなら失格なんでしょうね。
人間失格の烙印を押されたらどうやって生きていけばいいんでしょうか。人間の姿をした神って名乗っちゃおうか。
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