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共通入浴券 銭湯ならではのもの

銭湯には共通入浴券というものがある。いわゆる10枚券なのだが、都内ならどこの銭湯でも使える券となっている。持っておくだけでいつでも入ることが出来る。

銭湯業界ならでは

他の業界だと10枚券は同じ名前の店でしか使えないことが多い。例えばカフェではその店かチェーンで他の店舗などでは使えるときもあるが全く違う店では使えない。でも銭湯は経営者が違っても基本、都内だとどこでも使える。

なぜ銭湯業界だけ?

銭湯では銭湯の組合のようなものがあり、その銭湯組合が都道府県ごとに共通入浴券を管理しているからだ。
その代わり銭湯だと都道府県ごとに入浴料が決めれていたりなど多少ルールもある。ただルールを守っていれば経費の一部を補助してもらえたりするためそこまでデメリットも少ないのだ。

都内に多い銭湯

都内にはたくさんの銭湯がある。そのたくさんの銭湯が協力してスタンプカードを作ったり、アプリを作ったりしている。日本の文化である銭湯に通ってもらえる人をもっと増やしていくために都内全体で取り組んでいるのだ。

だからこそのメリット

銭湯業界ではあまり隣の銭湯とバチバチになっていることが少ない。組合になっていることもそうだが支部会など区で銭湯の経営者が集まってイベントを開催したりしているのもある。他とは少し違う業界だが銭湯の魅力を伝えていくために協力して頑張っているのだ。

最後に

共通入浴券を使って誰かと一緒に銭湯に行ったり、地元の仲の良い人と奢り合ったりなどコミュニケーションをとるという観点でも、共通入浴券は持っていて良いものだと思う。私は荒川区の千代の湯というところで働いているのだが、実際に近所の人通しでお風呂代を出し合ったりする姿をよく見かける。
ネット社会でコミュニケーションがより難しい世の中だからこそ、そういう場をひとつ作ってみるのも良いのではないだろうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

#銭湯 #共通入浴券 #千代の湯 #荒川区 #中川洋瑛

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