大きいお風呂とcoffeebreak②
この話は銭湯上りにコーヒーやコーヒー牛乳を飲みながらゆっくりするフロントでの妄想です。だらだら話のついでに銭湯やコーヒーの知識や雰囲気が伝わるといいと思っています。
モカバニーマタル(イエメン)
ジャスミンティーのような香りのする豆。風味がよくモカの代名詞。実はイエメンの豆は貝殻豆を中心とした欠点豆の混入が多いことも特徴の一つ。
銭湯上り
深夜11時半。仕事が遅くなりお風呂の準備が面倒ということで近くの銭湯に寄った男性。お風呂から出てフロントでコーヒーを注文する。
男性客 「コーヒー下さい。豆はおすすめで。疲れたから香りがよく、ゆっくり飲める豆で。」
フロント「承知しました。バニーマタルという豆に致します。」
お湯を注ぎ出来立てのコーヒーをお出しする。
フロント「お待たせしました。イエメンのコーヒーになります。」
男性客 「ありがとう。今日は仕事がたまり過ぎて遅くなっちゃったよ。ある仕事が手こずって午前中何も出来なかったんだ。」
フロント「そうだったんですね。お疲れ様です。午前中でつまずくと、いつの間にか昼過ぎになっていたりすることありますもんね。」
男性客 「ある。そのせいで今日昼ごはん食べそこなったし。」
銭湯で働いていると仕事の話や家族の悩みなど話して下さる方もいる。他にも銭湯によっては自由に書けるノートがあり、そこに悩みなど書いてくれたりするお客様もいる。正直、そういう話をしてもらえた時は、銭湯で働いていてよかったと思える瞬間で凄く嬉しい。
男性客 「ごちそうさま。おやすみなさい。」
フロント「ありがようございます。おやすみなさい。」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?