地方競馬場の実況アナウンサー展望(3)【岩手】
全国1億5千万人の地方競馬実況アナウンサーファンの皆さん!
・・・。10人くらい?
スキを付けてくれた7人(推定)の皆さん!(先日のキャスのようだ)
第3回は岩手競馬よりお送りします。
水沢競馬と盛岡競馬の2会場を抱える、薬物問題でお騒がせな岩手競馬ですが、それは「おいといて」
実況アナウンサー展望ですからね。ブレずにいきたいと思います。
なんせまだ競馬歴2年のアザラシ、しかも予想はせずに、データだけを提供している「データ屋」なもんですから、知識がぺらっぺら。自身も知識を入れるために調べながら、競馬を知らない方でも読めるよう書いてみようと思います。
良い心がけじゃの。
あ、ありがとうございます。馬神様。知らんけど。
重複しますが、岩手競馬は水沢と盛岡の2会場。盛岡競馬は地方競馬唯一、「芝コース」が併設されていて、ダートも地方競馬の中では一番勾配が大きく、なかなかトリッキーなコースレイアウトです。歴史をたどると、戦時中「軍馬」を調教するために、そんな勾配のあるコースが作られたそうな。
水沢競馬は本州最北端での開催場となります。だから冬場はすっごい寒そうなの!たまに吹雪で取り止めになることもあって、ジョッキーも顔半分隠れる防寒具などで、夏に比べて斤量(きんりょう:馬が背負う負担重量)が1㎏増えます。
現在の盛岡競馬で実況されている代表格としては長田信也さん。岩手県一関市のコミュニティFMで、DJも務めてます。
トーンは高め。声調にメリハリがあってはっきり。長田さんの特徴は、語尾が微妙に上がることが多いから、いつも楽しそうに感じるのは私だけかしら…文字で書くと「第6競走ですっ♬」って「♬」が付く感じなんですよね。普段はデータだけ取っているもののサイト掲載はしていないので、最近はあまり実況を聞かなかった岩手競馬。きちんと聞いてみると開催場毎に個性があります。
実況実況…ん?「ささやき実況」??
オールドファンならご存知かもしれませんが、私は初耳。ちょっと探してみました。
へ?なんだろうこのボカロ感。
映像がニコ動だから?(そうじゃない)
ささやき実況の主は、小倉秀夫さん。岩手競馬ではこの実況が名物だったんですね。
やっさしーなあー・・・これで盛り上がるのかしら・・・
フラットに、淡々と進む実況。ブレスのタイミングが難しそうだな。ゴール直前での攻防で、多少早口にはなりますが、特に大きな緩急はなく終了。点滅した掲示板のバックに流れる確定待ちの音楽が、えっらいことPOPなんですけど。
へ??
それでも何度か聴いているうちに、特に違和感はなくなる。ただの棒読みではなく、静かな中でも盛り上がりどころはちゃんとあるわ…じわじわくる。
盛岡競馬で一番大きなレースが先程新しい実況を載せた「南部杯」。さすがにそれは熱いでしょう。ねえ。
ち、ちょっとだけささやいてないとこありますねw思わず実況しながら熱が入っちゃった!てな感じ。
へーーーー!面白いなこれ。こういう特色を前面に出して、アピールするのいいと思うなあ。
長田さん…この「ささやき実況」継いでくれませんかね・・・w
震災を乗り越えた岩手競馬も、どんどん盛り上がって欲しいな。
次は、金沢行きましょう!
お楽しみにーー!
お楽しみにしてくださいようぅ・・・
(地方競馬場の実況アナウンサー展望(3)【岩手】-Fin-
読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。