青春と人生の交差点
運営サイトの業務をひと段落させ、台所で缶ビールの栓をプシュリと言わせた23時。
スーパーで仕入れたマグロの剥き身に、刻んだネギと醤油、マヨネーズを少々合わせたアテをこしらえていた時に浮かんだ事。
「青春が人生に変わるときって、いつなんだろう。」
・・・
青春
それは
君が見た光
僕がみた希望
・・・
いやそれは「青雲」やから!
最近ちょっとアロマめいた感じになってるけども線香やからな!
自分おもろいなーっはは!
・・・
怖いですね。本人は至って楽しいですが。
しかもビールとアテを抱えて、仏壇の前でノリツッコミって、シュールが過ぎる。
ま、それも自身にとっては日常。
ぼんやり呑みながら考えてたんです。
いい感じで酔ってたせいか、スナックで話す勢いで、先日Twitterなんぞにつぶやいてしまったら、ありがたいことに反応してくださる方がいて。
いつも企画参加でお世話になってて、「ねーさん。甘えてばかりでごめんね」っていつも思っている「つくルンバ」主催、塩梅かもめさんが言うことには、
「春が終わって、青から黄色になって、干からびて色を失う頃かもしれないね。」
確かに人生を色に例えるなら、色めいた青春時代に比べて彩度は落ちる。その代わり地に足が付く、大地や森のイメ-ジが。安心感とか。
他にも運営サイトが縁で仲良くしてくれている仲間は
個人的には働きだしたら
何かを背負うとき、青春から人生への変化があるかもね。守るべきものが出来た時。
ネット上で「勝手に娘扱い」している仲間には
どちらかといえば、人生から青春になった。推しに夢中になっている時
「推し」すなわち「青春」って言ってもいいくらいだと思うわ。こういう時って、すごいエネルギー出てるよね。喜びも悲しみも。
などなど。
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青春って、「陰陽五行説」から生まれた言葉で、若い時期を示す意味で使われてます。
ああ、陰陽五行ってのはざっくり書くと、中国由来の陰陽説で、「陰」と「陽」っていう大きなくくりから、「木」・「火」・「土」・「金」・「水」の五種類に分類されたものを指します。
「木」から始まり「水」からまた「木」へ。この五行を循環して物事は流転していくって思想。そこからもっと細かくなりますが、まあその辺はググってください(笑)
始まりの「木」に当たる部分を細かく分けた中で出てくるのが、この「青」や「春」という漢字。若さや未熟さ、始まりや芽生えなどを表す言葉に多く用いられます。「青春」なんか、正にそれ。他にも「青二才」や「まだあいつは青いからなあ。」なんて使いますよね。
ちょっと逸れますが、ビールの一口目で「五臓六腑に滲みるんじゃ――!」の「五臓六腑」もこの五行説から枝葉がのびたもの。
※六腑になると五行説じゃなく、東洋医学になる。五行説中では「五臓五腑」です。長くなるんでこの辺にしとこ。
言わないですか?今度試しに言ってみてください。ビール美味しくなるから。アルコールじゃなくたって、暑い日のキンキンに冷えたアイスティーや、冷えた体を温めてくれるココアだって美味しくなる、魔法の言葉です。
飲んで一言・・・はい!ご唱和ください!
「五臓六腑に滲みるんじゃ――!」
元気出ません?美味しくなりますよね?
大丈夫。本人は至って楽しいです。
やっぱり青春ってのは、若い頃を想像するのでしょうかね。10代中盤から20代辺りか。
瞬発力があって短いような、それでいて「初・体・験」が多い。インパクトのある時期なんでしょう。初々しく、瑞々しい。切なくて恥ずかしいような、くすぐったくて無駄に溢れかえる感情をぶつける熱い時期。言葉並べりゃいいってもんじゃないけど。
ふと思い浮かぶ昭和歌謡の歌詞で、「青春」をイメージさせるフレーズで言うと、
青春時代の真ん中は 胸にトゲ刺す事ばかり
就職が決まって髪を切ってきたとき もう若くないさと 君に言い訳したね
古い!(笑)でもこれがまたいい!
分かってくださる方、自粛が落ち着いてきたら、うちの店で呑みながら歌いましょう。1杯おごります。その代わりボトルはおろしてってください(笑)。チクチクしたこともドキドキしたこともいっぱいあったなあ。部活、学校、色恋沙汰。家族、友人。
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例えば、付き合うことになった好きな人の声が聴きたいとなると、スマホや、携帯、PCなんて存在は身近じゃないからね、愛を伝達するために、あらゆる手を考える。
好きな人の声を聴くために、自宅の固定電話へ掛けたって、まず乗り越えねばならないのは「君は誰かね。」と探りを入れる相手のお父さんやらお母さん!そこで気に入られないと替わってさえもらえないんだから!
変に気に入られても、その子の親と雑談が始まって30分暮れたりするの(笑)もちろん「君のような言葉づかいはもう一度出直してこい!」なんてアッパーカット喰らうことだってあったし。
待ち合わせだって場所と時間なんか、一週間前に文通で決めたりね。
突然何かがあったって分からないから、何時間も待ちぼうけしたり。
その原因が、ただの寝坊だって知るのに日を跨いでしまったり。
今でこそ笑えるけど、あん時は必死だった。30年ほど前の話。
青春だったわー。
結婚を境に、一旦青春から人生へとシフトチェンジ。まだ20歳だったんでなんも知らないまま。そこから子育てやら家庭、仕事に追われて、泣いて笑って怒って楽しんで、色々あった。
そしてまた独りになって。
最近病気をきっかけに人生の歩き方が変わって、縁あってnoteにお邪魔するようになって、様々な人の思いや作品を読んだり、交流したりしてて思うのは
青春ってやつは、何も若い時だけのものではないということ。
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人生ってのは、人が生まれ落ちてから息絶えるまでの間、地続きに続いているもので、何かのきっかけで夢中になれるものが現れたり、新しく事を始める時「青春」は再び訪れる。
人生は一度きりだけど、一度きりだからこそ、青春は何度あってもいいなあと思うんです。
何も出来てないと思うならこれからすればいいし、今は何もしたくなくても、その中で夢中になっているものは必ずある。あるんですよ。
「何もしないこと」に夢中になったって、それも青春だと思う。
「あんときさー、あんだけ時間あったのに、なーんもしてなかったわ!」
ありです。
最後生きて笑えてればOKですから。
そんな青春が人生とクロスオーバーを繰り返して、その人生に厚みができて、魅力的な人になっていくと思うのです。
始まりはいつでもいい。ただね、
死んでからでは遅いし、死んでしまっては味わえない。だから今を生きようと思う今日この頃です。
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いつもスナックで、こんなことばっかり話してます。
お店が自粛中なので、勢い余ってここで話させてもらいました。口が余っちゃってんのね(笑)
きっとこういう話って、好き嫌い分かれると思うんです。先に謝っとこう。ごめんなさいね。
娘からもよく言われます。
「人生から入る話めんどくさいわー。また始まったわー。」って。
んでもね、言いたくなっちゃったんですよ。
色々な事がトーンダウンしてる時こそ、綺麗事でも、希望が見える話がしたい。
くだらない話で笑いたいんです。だらしない、なんの得にもならないかもしれない話。
皆さんにとっての「青春と人生の交差点」
何をしてる(してた)時に感じました?
ひょっとしたら今ですかね。
「あんときは青春だったわー」なんてお話でもいいんです。
若気の至りでやっちまった的なものでも。
仕事でのやっちまったもあるかな。
ホントなら、お店でグラス傾けながらお話したいとこなんですけどね。
誰かからしたら、すごいくだらない話かもしれませんけど、そんな話が誰かを元気づける気がして。
「から元気」も元気のうちで、
「失笑」でも笑いのひとつだし。
ハッシュタグで「青春と人生の交差点」と付けてくだされば、ゆるりと遊びに行きます。noteかTwitterでも。
くだらない笑いを、少し分けて貰えませんか?
ムーブメントも要らないし、PRもしません。気づいてくれた方がふらっと思い出したように書いて、ふふんと笑えるようなリズムでいきたい。
たくさん集まらなくてもいいんです。一過性じゃなくて、うちのお店みたいに、ちょっと寄ってみたよーって感じでボチボチと続けて行けたらなあと。
私なりにですが、丁寧に読ませてもらいます。思うことあれば何か言葉を添えたいと思います。その辺の一般人で、フィードバックなんて技量もないし、有名でもなんでもないですけど。
では、お待ちしています。
(青春と人生の交差点-Fin-)
読んでいただきありがとうございました。これをご縁に、あなたのところへも逢いに行きたいです。導かれるように。