第3回 音楽コラム「猫背に腹は変えられない」BUNKY & JAKE
第3回、音楽コラム「猫背に腹はかえられない」の時間が勝手にやって参りました。
皆さん、こんにちは。
お元気でしょうか?
涎川長治です。
涎川は、お洒落になりたい!
と常々お洒落になる事を夢見ているのですが、お洒落とは案外難しいもので、これはもうセンスの問題なのでしょうか、遺伝子レベルの問題なのでしょうか、お金をかければお洒落になれるというものでもなく、お洒落とはなかなか奥深く教養のいる分野なのだと思います。
popeyeをローソンで立ち読みしたり、メンズノンノンを丸善で立ち読みしたり、
LEONをファミマで立ち読みしたり、それなりにファッション雑誌を盗み見て勉強し,
努力を重ねるが、センスは磨かれず。
たまに服屋に赴いて、山本舞香風の店員さんに「よくお似合いですよ」なんて煽り唆され、攻めた服を調子ぶっこき大枚を叩いて購入してみるが、後日姿見の前に立ち、冷静に現実に向き合い呆然とし、箪笥の肥やしとなるなんて事がよくある。
わたしの親父、正廣のファションセンスもなかなかのもので、頭にタオルを巻き、ゴムが伸び切ったヨレヨレのジャージズボンをサスペンダーでずり落ちないよう固定するという、斬新なスタイルで、堂々と近所をうろうろと彷徨するのである。
そんなファッションセンス皆無の親父と、同じ飯を食い同じ空気を吸っておれば、その倅がダサくなるのは自明の理。
やはり、なかなかお洒落になれぬは、家系的問題と合点する。
必死に足掻いたところで、しょせん蛙の子は蛙、正廣の子は正廣なのである。
下手にお洒落に憧れ振り回されては、本末転倒、一度きりの人生も台無しであると悟り、
私は正廣の子であると強く自覚し、お洒落はそこそこでいいもんねと開き直り、無印良品一択のなんとも無難な出立ちに落ち着くのである。
必ずや次の人生では、イケメンでモデル体型でなんだか甘い香りが漂う、お洒落なモテモテ男に生まれ変われますように、この人生ではしっかりと徳を積み重ね、神に猛アピールしたいと思うのであります。
またどうでもいい話が長くなりましたが、音楽を紹介したいと思います。一応、音楽コラムですので。
今日はお洒落な二人組、BUNKY & JAKEを紹介します。
BUNKY & JAKEは、マウント・ヴァーノン出身のジェイクとブルックリン育ちのバンキーによるユニットです。
1968年にアルバム『BUNKY & JAKE』でデビューし、その翌年にもアルバム『L.A.M.F』を出しています。
まーーー兎に角お洒落なんです。
音楽を聴いただけで、このふたりがお洒落な事がよく伝わって来ます。
とても個性的で、自分自身をよく理解しているというか、こういうのが本当のお洒落なのだと思います。
日本人にありがちな、皆んなと同じ服着て同じメイクしてランランランの世界とは、雲泥の差です。
彼らの音楽を聴いている間、お洒落のお裾分けとでも申しましょうか、
わたしもお洒落な世界にちょっぴりお邪魔させて頂けている様な気分に浸れるのです。
ディランやポールサイモンも彼らのファンで、よくライブを観に来ていた様です。
でも残念な事に商業的には成功せず、デビューアルバムは3000枚ほどしか売れずじまい、ちょっぴりお洒落すぎたのかな?
売れてなくても、素晴らしい音楽には間違いないBUNKY & JAKE 。
是非みなさんも、お洒落な気分に浸りたいときに聴いてみてください。
ではでは。
音楽って、本当に素晴らしいですね。
それでは、次回またお会い致しましょう。
さいなら、さいなら、さいなら。
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