見出し画像

アニメーターの課題集⑨車のスピードによる違い

引き続き課題のまとめをやっていきます。
今回は、車のスピードによる動きの違いを考える課題です。

①【課題の問題内容】みなさんもぜひやってみてください!

アニメーターの課題集ー動きの法則を理解するための第一歩ー 著作・監修 一般社団法人日本動画協会 人財育成委員会 より

②【自身の回答と考えたこと】

● 20㎞/hでは、遠心力があまりかからず、ラインにそって走る

● 猛スピードでは、遠心力で車がふられる(安全運転よりも側面が見える、車体が傾く)… と考えました。

③【添削内容】かき方 土台からかく。


考え方は間違ってはいない、ということで、車のかき方をおさらいしました。
*車の複雑なかたち、どこから、描くのがよいのか?
土台からかくと良い!とのことでした。

①俯瞰図で、A-2がどのあたりの絵なのかを把握する
②土台をかく(赤塗りの部分)
③車をかきいれる

安全運転の添削内容
猛スピードの添削内容

猛スピードの方の添削は、左側の圧縮加減が足りないのと、フロントガラスの角度など、設定に忠実にかくこと。あとは、猛スピードでカーブを曲がる時はドリフトという運転技術があって、後輪がすべっている間は、前輪は曲がる方へハンドルを向けないということを知りました。

④アニメーションを作ってみる


(※このアニメーションは添削してもらったものではないです。自己流※)
●安全運転
車体1.5mとして、車体7個分くらいの半円なので、1.5×7=10.5m
10.5mを時速20㎞で走るとすると、2秒くらいかかるかな…という計算で
作ってみました。最後部分は加速しています。

円でだいたいの距離幅を描いて、それを目安に車を配置しました。

気づき1:真正面の絵は入れない方がいい。
作っていて気づいたのは、目立つので、真正面の車の絵はいれない方がいいということです。ちょっと右、ちょっと左の絵を入れた方がいい。

描いたけど、結局、使わなかった絵

気づき2:安全運転なので、急に角度を変えると不自然。
曲がる部分を自然に見えるようにするのが難しい。下は曲がる部分に若干、違和感があるように感じるバージョン。
急に角度を変えると、そこが目立つ。角度が急なので、曲がる部分だけ、
なじむように、絵の枚数を増やしてみたりしたのですが、やはり少し不自然なように感じました。
とにかく目につかないようにするには、ゆるやかに変化をつけるのが大切かもしれません。

●猛スピード
猛スピードの方は、遠心力でふられる感じで作ってみました。

こちらは、等間隔というよりは、投げたボールの軌道みたいなかたちであたりをとって作ってみました。

作ってみて思ったのが、ドリフトは、横滑りで大回り、タイヤのエネルギーを遠心力や摩擦でロスしてしまって、あんまり速くないのかもしれません。
引き続き復習していきます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?