本来の目的

皆さんはお墓参りって行っていますか？
「お盆の時期でもないのに、急にどうした？」と思われるかもしれませんが、今回自分の中で気付きがあったので、こちらに書き留めておきます。

最近自分が耳にする事のなかで、
・先祖を敬う
・お墓参りをする
という事がある。
これは、自分が今生きている元となる、先祖に感謝をするという事。
そして、自分のルーツを知り自分自身を知る事に繋がるのかな？と思っている。

で、本当にこの１～２か月くらい、行けるタイミングを見つけてはお墓参りに行くようにしている。

うちのお墓は同市内にあるものの少し山の方にあり、車で20分程かかる距離。
以外と「良し、行こう。」と決めて行動をするような距離。
そして、お墓に着き、墓石の周りを綺麗に掃除したり水を変えたり、線香を手向けたりして帰って来る。
で、ですよ…。

お墓参りってどんな気持ちでしてますか？

なんか壮大な話のようになりますが、そんな大それたことでなく。
墓参される方もいろいろな気持ちがあっていくだろうなと思ったので、ちょっとした投げかけです。
自分の場合は、
・現状報告
・これからの予定の報告
・結果報告
など、ご先祖様に向けて報告を目的としたものが多い気がします。
それは、自分は今こうやって元気にしているよと伝えたいという気持ちから。
幼い頃、「お墓で願い事はしないで。亡くなってまでも、あなたの面倒を見なければいけないという負担になるでしょ？」と言われたことがあるので、願い事は神社でするようにしている。

それは誰に？

ではその報告は誰に？
という事になるのだが、これは私の祖母に向けてのものだった。
うちの家庭は、共働きで両親が家にいない事が多々あり、私の面倒を祖母が見てくれていた。
そして、以前にも書いたかもしれないが、幼少期の実家の周りには民家も少なく遊び相手もいなかった。だから、必然的に祖母といる時間が増えていく。
だから、今現在の報告は、祖母に伝える為に行っていたんだと思う。

ただし…

先日、ふっと思い起こしてみると、この報告をしている時って「祖母の顔を一度も思い出していなかった」という事に気付いた。
何と失礼な話だ。
会いに行った人の顔をまともに見もせずに話しかけている感覚。
自分の中でかなりの「罪悪感」と「またやっちまった」という気持ちでが溢れかえってきた。

またやっちまった

「またやっちまった」とは、本来の目的を忘れて別の目的に変えてしまう事。これを「目的のすり替え」と呼んでいます。
これ、良く私がやってしまう事なんです。
本来、祖母に報告をしに行っているのに、
・お墓に行く事
・お墓を掃除する事
・線香を手向ける事
がお墓参りの目的になっていて、祖母を思うという一番肝心な事を粗末にしていたという事です。

目的のすり替え

これは、今回だけではなくて過去にも似たような事がありました。

・ゴールを決めて参加したイベントで、そのゴールを切らなくても参加したことに意味がある！とすり替えて途中で離脱してしまう。

・大好きなアーティストと話ができる機会をもらっても、自分の伝えたいことを伝えらず「近くに居られただけで幸せ。」と思い、何もしゃべらず帰って来たり。（これいまだに後悔している）

などなど。
その時の精一杯をやっていたんだとは思うが、やり切るという経験をしていないから、何かの時にまた逃げ癖が付いてるんだろうなと思う。
気付いて意識して修正はするが、またどこかでやってしまう。
この繰り返しになるから、その都度その都度意識して修正を重ねていくんだと今は理解しています。
こういう気づきをもらえるタイミングや環境がある事って本当にありがたいなって思います。

みなさん、『目的のすり替え』していませんか？（俺だけか？( ;∀;)）