見出し画像

ホウレンソウの関係性

今日は、野菜の話をしたいと…
思っていません‼
このイラストとこのタイトルで、ピン!と来る方もいると思います。
そうです。報告・連絡・相談のお話。
先日、目に留まった文章にハッとさせられたので、書き留めておきたいと思います。ほぼ、自分への覚え下記のようなものです。

ちょっとここで、報告・連絡・相談の関係性考えてみたいと思います。
この言葉を聞いた時、出てくる登場人物って誰がいそうですか?
・自分と同僚
・自分と同期
・先輩と後輩
・部下と上司
などでしょうか?
人によっては、
・夫と妻
なんて関係性もあるかもしれないですね。

では、この時の矢印ってどこを向いていますか?
自分と同僚の場合:自分⇔同僚
自分と同期の場合:自分⇔同期
後輩との先輩場合:後輩⇔先輩
多くの関係は、こうかなって思います。
で、問題はここからですよ。

部下と上司
部下と上司になった時の矢印ってどっちに向いていますか?
・部下と上司の場合:部下⇒上司
になっていませんか?
といか、これ私の考えていた矢印です。

こうやって考えた時、よく耳にするような「コミュニケーションが取れない」という言葉が鳴り響きます。
そうですよね?
コミュニケーションを取っていないんだから…。

その他との違い

その他の報告・連絡・相談の場合には双方向で行えるのに、なぜ上司と部下という関係性になると出来ないのか?
たぶん、全くできていないという事もないとは思います。
が、多くの場合行えているのは「報告」のみになっていないかな?と思います。
しっかり、部下に連絡ができていますか?
報告だけになっていませんか?
では、この報告と連絡の違いって何でしょうか?

報告とは

告げ知らせること。特に、ある任務を与えられた者が、その経過や結果などを述べること。また、その内容。 goo辞書調べ

連絡とは

気持ちや考えなどを知らせること。情報などを互いに知らせること。また、その通知。  goo調べ

となると、報告だけになってしまうと、最終的な結果は理解できるが、そこまでの経緯や、上司の方の想いなどは、全く部下に伝えられていない事になってしまう。
部下からすれば「そうなったのは分かったけど、何で?」となる。
・今回はこっちがいいって伝えていたのに
・打合せではこう言ってたじゃん
などなど。疑問や不満がたまっていってしまう。
すると、結果として「自分の意見は聞いてもらえない」という仕組みがもれなく発生してしまう。
『最近は指示待ち人間が増えていて…』という話もよく耳にするが、実はそれを生み出しているのは自分自身なのかもしれないと、一度自分の対応を見直す必要があるのかもしれない。

部下に相談していますか?

そして、なかなかできて無さそうな「部下への相談」。
・上司なんだから部下に聞けない
・自分の方が経験豊富なんだ
などで考えを進めてしまえば、決して部下に相談する事もないでしょう。
ここで言う相談は、「頼る」というたぐいのものではなく「意見を聞く・確認する」という相談。
・今こういう事が起きてるんだけどどう思う?
・うちの部署で今度こんな事を任されそうなんだけど、君ならできそう?
・来週この報告をするんだけど伝わるかな?
など、物事はなんでもいいと思います。
ただ、上司が自分(部下)に相談をしてくれるって、頼られている・信頼されているという自信が当事者にも出てくる。
そして、私はこの行動を『自分より年下の人にはぜひすべき』だと思っています。
というのは、世代が違うと考え方が変わる。
もちろん対象とする相手が、部下と同世代とは限らないが、その年齢だからこそ出てくる発想や意見は必ず必要になる時が出てくる。
それを「分かっていない」「そんなんじゃ通用しない」などと、はなから聞く耳を持っていないのであれば、新しい感性に降れるチャンスを逃しているかもしれない。

以前、大手通信メーカーの社長さんは、自身のメンターとして5人ほど雇っていたとの事。その中の1人は20代の女性。
これは、どれだけ頑張っても常にトレンドを作り出す、20代女性の感性は年数を重ねれば重ねるほど自分の力だけでは得る事が出来ないからだったそうです。
何かあるたびに、その20代の子に質問や確認をする。
こうやって若い人の相談をしていった訳です。

まとめ

もちろん、この考え方は私が実際に体験したことを踏まえての内容です。
また、上司と部下の関係性も、今は部下⇐上司という構図もあるようなので、一概にこうだろうとは言えないと思います。
ただし、コミュニケーションの矢印が双方向に向かない以上、一方通行のやり取りだけでは、コミュニケーションとは言えないでしょう。
よく、「人を変えようとする前に自分を変えなさい」と言われますが、何かうまく行かない事や違和感が出てきた場合には、まず自分自身を見つめ直してみるといいのかもしれないですね。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?