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もしも「せっかくグルメ」に出たとしたら

 やっとラマダン(健康診断)が明け、いつもの楽しいお酒生活が戻ってきました。


 といっても、健康診断当日はバリウムやら下剤やらを飲んでいて、胃や腸が「緊急事態宣言」状態。浮かれて居酒屋などに行き、不測の事態を起こさないとも限りません。

 華麗なる酒場復帰は今週末、といった感じでしょうかね。


 で、ふと思ったのですが、「バナナマンのせっかくグルメ」という番組、私は好きでよく見ているのですが、「もし自分が日村ロボの前に立ったとしたら、どんな東京のグルメを紹介するんだろう」という問題なのです。


 酒を断ちすぎて脳に栄養が行かなくなったんかい、コイツ、って感じですがね(苦笑)。


 しかし、長い長い東京生活で、馴染みの居酒屋とかバーとかは熟知しても、これは皆さんにも紹介したい、と思うような料理、これがなかなか思いつかないのが正直なところなのであります。


 いや、このあいだ食べたどこどこのなになには美味しかった、また食べたいぞと思うような経験はありますが、その多くは居酒屋だったり(グランドメニューではなかったりする)、チェーン店の一品だったり(流石に全国展開のチェーン店の料理は番組で紹介しないだろう)で、結局そうやって消去していくと、自分には何も紹介するものがないということを知って愕然とするのであります。


 別に愕然とするほどのことはないのかもしれませんが、東京に暮らしてもう40年も経つのに、住むところを変え、職場も変え、ということを繰り返しているうちに、心からどっぷりとその街に馴染むということを、本能的に拒否している自分に気がついたりするのです。


 すごく貧しい生活だなあと思います(悲)。


 まあ、いずれ、近いうちに田舎に帰ろうと思っていますから、そこでは豊かな気持ちで「ヨコヤマのたこ焼きは絶品!」とか「中村屋の親子丼は日本一!」とか騒ごうとは思っているんですけれどね。


 とか言って、この二店、人気店でありながら、もうすでに後継者問題だとかなんとかで、閉店しちゃってるんですよね。


 田舎に帰ったら、すっかり浦島太郎状態で街の真ん中で立ちすくむんでしょうか、私。


「時の亡者になってしまうんだよ!」


 心の中の深町君が叫んでいます。


 なんだか訳の分からない物言いで終わってしまいそうなので(苦笑)。


 ラマダン前に行ったお店のご紹介。


 新宿三丁目駅に直結している、しかしなかなか穴場の、串揚げメインの立ち飲み屋さんです。


 串揚げはもとより、一品料理がなかなかイカしておりまして、ちょいと一杯のつもりが、なかなかの長居をしてしまいました。


 あんまり粋じゃありませんね(苦笑)。

老後の楽しみになればと、というか、ボケ防止に、コツコツ始めてます。