米国市場前のマーケットニュースと注目銘柄【３月８日(月)】

ダウ先物　+0.2%
S&P500先物　-0.19%
ナスダック先物　-0.84%

・先週末の米国市場

5日の米国市場は、
・ダウ　+1.85%
・S&P500　+1.95%
・ナスダック　+1.55%
となりました。景気敏感株が買われ、米原油先物相場も一時ほぼ2年ぶりの高値を付けました。

・アメリカ雇用統計はサプライズな結果

取引開始前に発表された2月の米雇用統計では、雇用者数が市場予想210,000人に対して、実際は379,000人となり、予想を上回りました。これにより労働市況が改善しているとの見方が広がリました。行動規制の緩和でレジャー、接客業を中心に就業者が増えました。

・1.9兆ドルの追加経済支援策が通過、利回り上昇

1.9兆ドルの追加経済支援策の法案が上院を通過しました。既に回復しつつある経済に追加の支援策がくるためインフレの懸念があり、米国10年債利回りは上昇し、株式の先物も下落しています。

・1400ドルの現金給付は2週間以内に

民主党の下院議員は、1400ドルの現金支給案について早くて火曜日にバイデン大統領のサインを得る予定です。バイデンは現金の給付について、2週間以内に開始すると述べています。

・原油価格が上昇

サウジアラビアが日曜日に、サウジアラムコの施設がミサイルとドローンの標的にされたと発表したことから、原油価格は一年以上ぶりに1バレルあたり70ドルを超えました。

【注目銘柄】

・APO　ATHとの合併を発表し、プレで+8%。APOはアメリカのPEファンド。

・ATH　APOとの合併を発表し、プレで+19%。ATHは子会社を通じて、個人と組織に対し退職貯蓄商品の発行、再保証、取得を通じ、退職後の資金管理などの退職者サービスの提供に従事する。

・MCFE　Symphony Technology Groupに40億ドルでエンタープライズ事業を売却したというニュースを受け、プレで10.9％急上昇しました。MCFEは米国のサイバーセキュリティ企業。情報セキュリティ関連のソフトウェアやハードウェアの開発に従事する。

・DIS　カリフォルニア州当局が、4月1日にテーマパークとスタジアムを規模を縮小した上でオープンすることを許可したことを受け、プレで上昇しています。

・GE　航空機リース事業をアイルランドのAERと統合するため、300億ドル近くの契約を締結します。リストラの一環みたいです。

・ADPT　過去にコロナに感染していたかどうかをテストできる検査技術がFDAに承認されました。プレで急騰しています。ADPTは米国の救急ケアプロバイダー。

・BMBL　いくつかのアナリストがカバレッジ判断を開始しました。Cowenは「アウトパフォーム」と評価、StiefelとCitiは「Buy」判断。アナリストは、パンデミック後の需要に期待しているみたいです。BMBLは米国のマッチングアプリ企業。主にオンライン上での出会いやソーシャルネットワーキングのプラットフォームを提供する。

・XPEV　決算を発表し、EPSがコンセンサス未達となりました。Jeffriesが目標株価を60ドルから38ドルに引き下げました。