米国市場前のマーケットニュースと注目銘柄【３月１２日(金)】

ダウ先物　+0.23%
S&P500先物　-0.23%
ナスダック先物　-1.15%

・昨晩の米国市場

12日の米国市場は、
・ダウ　+0.58%
・S&P500　+1.08%
・ナスダック　+2.52%
となりました。ダウは5日連続で上昇し、S&P500、ラッセル2000とともに過去最高値を更新しました。11日に1.9兆ドルの追加経済支援策が成立したことで景気敏感株が買われました。
ナスダックは2.52%上昇し、過去最高値まであと5%程度の位置にいます。

・米家計の預金残高、過去最大

FRBが11日発表した2020年末の資金循環統計によると、米家計の預金残高は前年度から+23%の14兆600億ドルと過去最多を大幅に更新しました。政府が現金給付や失業保険の拡充を進めたことが背景にあります。

・1.9兆ドルの累加経済支援策、正式に成立

バイデン大統領が11日、1.9兆ドルの追加経済支援策法案に1日前倒しで署名したことで、正式に成立することとなりました。1人当たり最大1400ドルの現金給付は週内にも開始する予定です。

・EU、J＆Jワクチン承認

欧州委員会は11日、J&Jが開発した新型コロナワクチンを接種は18歳以上を対象とする条件付きで承認しました。EUはこれまでにファイザーのほか、モデルナ、アストラゼネカのワクチンを承認し、キュアバックやロシア製のワクチンの審査も進めています。

・配車大手グラブ、米でSPAC上場を検討

東南アジアの配車大手グラブがSPACを通じた米国株式市場への上場を目指していることが11日わかりました。評価額は350億～400億ドルになる見込みです。

【注目銘柄】

・NVAX　同社開発のが、イギリスの変異種にも有効というニュースにより、時間外で急騰。

・DOCU　好決算。ガイダンスもよかった。ドキュサインは米国のIT・ソフトウェア企業。主にクラウドベースで、電子署名のソフトウェアや関連サービスを提供する。

・SNY、TBIO　新型コロナワクチンの臨床試験を開始。

・BABA　中国の規制当局から独禁法に関わる罰金命令。罰金は9.75億ドルを超えるとされています。

・BKE　好決算。バックルは米国のカジュアルアパレルの小売業者。

・MTN　好決算。時間外で急上昇。ベイル・リゾーツは、山岳リゾート施設や都市のスキー場、ホテル「RockResorts」やリゾート内のコンドミニアム、ゴルフ場を運営するほか、スキー学校、レストラン、小売/レンタル事業、リゾート開発業などにも従事。