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小学生向け 読書感想文 「「後回しに」しない技術」その8 ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています

馬(うま)を水辺(みずべ)に連(つ)れていきさえすれば、いつかは水(みず)を飲(の)む

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」ということわざがあるけど、この言葉(ことば)には、少し違(ちが)う意味(いみ)あいもあるんだ。

たとえ、のどが渇(かわ)いていなくても、水辺に連れていくといつかは水を飲む。気まぐれで飲むこともあるし、退屈(たいくつ)で飲むことも、他の馬につられて飲むこともあるんだよ。

この場合(ばあい)、「水辺にいるということが馬に水(みず)を飲ませるモメンタムを提供(ていきょう)した」という表現(ひょうげん)を使(つか)うんだよ。

「モメンタム」という言葉(ことば)には「勢(いきお)い、はずみ、きっかけ」みたいな意味(いみ)があるんだ。

たとえば、ダイエットを始めようとして、自転車(じてんしゃ)のトレーニングマシーンを買(か)ったとしよう。最初(さいしょ)の数日(すうじつ)は一日30分ずつペダルをこいで、汗(あせ)を流(なが)していた。ところが数日すると、トレーニングマシーンが拷問台(ごうもんだい)のように思えてきて、部屋(へや)の隅(すみ)に片づけてしまった。

こういった場合(ばあい)は、テレビをみるとき、このマシーンに座(すわ)ってみるといい。「30分ペダルをこぐ」ではなくて、「ただサドルに座ってテレビをみよう」と決めるんだね。

すると、自然(しぜん)にペダルをこぐようになり、30分なんてあっといういまに過(す)ぎていくだろう。

このようにとりあえず始めてしまえば驚(おどろ)くようなことが起きる。

夢(ゆめ)を実現(じつげん)するための最初(さいしょ)の行動(こうどう)として、いますぐ実行(じっこう)できる最小単位(さいしょうたんい)ことを探(さが)してみよう。


今日はここまで。次は、「「開始(かいし)デッドライン」の驚(おどろ)くべき効果(こうか)」について説明(せつめい)していくね。

それではまた明日!

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