小学生向け　読書感想文　「「後回しに」しない技術」その３ ※私の見解も含めて、小学生向けに分かりやすく紹介しています

「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法

世界最強（せかいさいきょう）のボクサーが活用（かつよう）した自己（じこ）コントロール法（ほう）

ボクサーのモハメド・アリにも戦（たたか）いたくない相手（あいて）がいたことがあるんだ。彼（かれ）は「戦いたくない相手と試合（しあい）をするとき、必ずノックダウンしてやると公開宣言（こうかいせんげん）していた。そうして自分（じぶん）を追（お）い込（こ）んで、猛練習（もうれんしゅう）した」と勝（か）つための秘密（ひみつ）の方法（ほうほう）を教（おし）えてくれている。

こうやって、外部（がいぶ）の力（ちから）をうまく使って、自分をコントロールしよう。ただ、注意点（ちゅういてん）がいくつかあるんだ。

一つは、できるだけ多（おお）くの人に公開（こうかい）しよう。決心（けっしん）を成功（せいこう）させたかったら、特によく見せたい人の前で公開宣言（こうかいせんげん）するのが良いよ。

二つ目（め）に、繰（く）り返（かえ）し公開（こうかい）しよう。公開宣言の回数（かいすう）が増（ふ）えれば、それだけ、決心を撤回（てっかい）する可能性（かのうせい）は低（ひく）くなるんだ。

三つ目に、劇的（げきてき）な効果（こうか）を狙（ねら）うなら、劇的（げきてき）な方法（ほうほう）を探（さが）してみよう。

たとえば、ダイエットをどうしても成功（せいこう）させたい人がいた。その人は、友達（ともだち）に一か月（げつ）以内（いない）に２KGやせなければ、お昼（ひる）ご飯（はん）ドッグフードを食べると宣言（せんげん）したんだ。そして、絶対（ぜったい）におやつを勧（すす）めないよう、頼（たの）んだんだよ。すると、３か月で、１０ＫＧも体重（たいじゅう）が減（へ）ったんだ。この人は、食べ物を食べたくなるたびに、心（こころ）の中で叫（さけ）んでいたんだ。「私は犬じゃない！」

四つ目に、決心を確実（かくじつ）に実践（じっせん）したかったら、公開方法をもっとたくさん探してみよう。

たとえば、人に会ったら、わざと決心について話したり、ブログに毎日（まいにち）書（か）いてみたりね。メールやツイッター、フェイスブックで決心を公開し、時々（ときどき）「決心はどうなっていますか？」と聞いてもらうようにしよう。

５番目（ばんめ）に、はっきりと宣言（せんげん）し、約束（やくそく）を守（まも）れなかったときに払（はら）うべき代価（だいか）を明らかにしよう。

たとえば、「今日からタバコをやめます。もし一本でも吸（す）ったら、あなたにご飯をおごります。」といった具合（ぐあい）にね。

決心をゆるがせたいなら、もっともよい方法（ほうほう）がある。誰にも知らせず、秘密（ひみつ）にしておくことだ。だが決心を実行（じっこう）したいなら、広（ひろ）く人に知（し）らせよう。

今日はここまで。次は、「ベストタイミングは常（つね）に今だ」について説明（せつめい）していくね。

それではまた明日！