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餅と団子のはなし

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餅と団子は、聞き取りで必ず登場します。普段からおもてなしの「よびし」の時、冠婚葬祭には欠かせない食。少しずつマガジンにまとめていきます。
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2022年4月の記事一覧

よみやだんご

【100年フード宣言 よびしの食】 よみやだんご(宵宮団子)   4月22日は、多賀大社 古例大祭です。「多賀まつり」と地元では親しまれ、鎌倉時代から続く由緒あるお祭りです。その、お渡りの行列は壮観です。   お祭り前日 宵宮(よいみや)    栗栖地区で宵宮に、隣近所に配ったのが「よみやだんご」です。「よみやだんご こさえるし おいでぇな」とお誘いいただきました。  皆が、餡入りのよもぎ団子を作り、配りあったそうです。娯楽やご馳走がさほど無かった時代、子どもの頃は、

よびし通信no.21

【よびし通信no.21】4月・5月号 【文化庁「100年フード宣言」認定!】     令和4年3月3日、「よびしの食」が 文化庁「食文化あふれる国・日本・「100年フード宣言」・伝統の100年フード部門 江戸時代から続く郷土料理」に認定されました!   全国から応募212件中 131件の認定、滋賀県は一件のみでした。 「世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されてきたもの、地域関係者や地方自治体が100年続く食文化として継承することを宣言する」ものです。 多賀のお母さん