聖書を読む人なら、知っておきたいヘブライ語の特徴
※ 途中、多少専門的な引用が出てきますが、適宜読み飛ばすなりして、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
ご承知の通り、いわゆる「旧約聖書」の原典は主にヘブライ語で書かれましたが、その動詞の時制は、他の言語とは異なる独特の特徴があります。
ヘブライ語の動詞には2つの態,つまり「完了態」と「未完了態」の2種類しかなく、完了態は完結した行為を、未完了態は完結していない行為や継続的行為,もしくは進行中の行為を表わします。
分かりやすい一例として、創世記1:1と2:1を比較