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〘メインマガジン〙自由と開放を告げ知らせる【ヨベルの角笛】

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このマガジンはメインのマガジンとなります。 千載一遇の聖書研究サイトへようこそ! 心理を探求するあなたの訪問を心より歓迎します。 先入観を捨てて、聖書を素直に、廉直な思いで読ん…
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2021年12月の記事一覧

預言の成就とされている聖書解釈を斬る ー4 エゼキエル書はいつ成就する?

※ ↓この記事は「朗読音声付き」です。下記リンクから再生しながらお読みいただけます。 【初めに】 エゼキエル書に関連したこれまでのレポートのまとめとして、この書が成就する時節は、聖書のタイムラインの中のどこに位置するかを考察したいと思います。 また、聖書の預言というのは予想をはるかに超えた年代の飛躍があることを承知しておかねばならないということ。 例えば黙示録には「千年の終わりに、サタンはその牢から解き放され・・」(20:7) と、ハルマゲドン後の千年後、当時からすればおよ

預言の成就とされている聖書解釈を斬る -3 イスラエル建国は預言成就ではないという聖書的根拠

※ ↓この記事は「朗読音声付き」です。下記リンクから再生しながらお読みいただけます。 このシリーズの記事の初めに「1 成就か否かの見極め方」の中で、エゼキエル書のマゴグのゴグについての預言に触れましたが、この記事では、エゼキエル書の全体のテーマとなっている「イスラエルの復興、ユダヤ人の故国への帰還」について考察してみたいと思います。 このテーマに関して、多くのところで同様なメッセージが見られますが、その中の一例として次の聖旬を引用しておきます。 そして、この約束には、単

預言の成就とされている聖書解釈を斬る-2成就に解説は不要

※ ↓この記事は「朗読音声付き」です。下記リンクから再生しながらお読みいただけます。 預言の成就を確認するのに解説も解釈も信仰も要りません。 聖書には様々な預言が記されていますが、当然のことながら、その中には、自分はその預言の当事者ではないということもあります。 例えばある預言は、対象として、ユダヤ人、クリスチャン、特定の地域の個人や国民に影響が及ぶものというものがあります。 では、仮に、明らかに自分はその当事者ではないと言える預言があったとして、その預言が現代、今この

預言の成就とされている聖書解釈を斬る-1 成就か否かの見極め方

※ ↓この記事は「朗読音声付き」です。下記リンクから再生しながらお読みいただけます。 当然のことながら、聖書に書き記された預言や、その成就には「目的」があります。 では、ある事象が預言の成就と思えた場合、それを検証する上で欠かせない大切なことは何でしようか。 陥りがちな間違いは、預言の成就とみなせる出来事を歴史上に探索したりして、これこそがその成就に違いないと思った時、その仮定した特定の事象に合わせて、聖書の記述の方を都合の良い、つじつま合わせの解釈にしてしまうことです。

「ハルマゲドン」の本当の意味を探り当てました

7年ほど前に、聖書中にただ1回使われている「ハルマゲドン」という単語について、これは、スペリングミスか、写本上の間違いの可能性があることについて記した「ハルマゲドン考察 3 ーメギドではなくシオン」 という記事をUPしましたが、今回改めて、その可能性の裏付けとまでは言えませんが、更に掘り下げて、気づいた点を取り上げてみたいと思います。 記事最下部にその過去記事のリニューアル版をnoteに挙げたものを参考資料として添付しておきます。 さて、黙示録16:16の 「ヘブライ語で

ハルマゲドン考察 1ー その戦いは行われない という聖書的な根拠

今回は「ハルマゲドン」について聖書に基づいた考察を行います。 最初にハルマゲドンに言及している黙示録16:12-16を引用しておきましょう。 ハルマゲドンに関しては、様々な解説などがあり、またいわゆる「キリスト教」や聖書について全く知らない方でも、聞いたことのない人はほとんどいないのではと言えるくらい、良く知られているようですが、聖書が実際に述べている意味で理解している人は、逆にほとんどいないのではないかと思います。 良く言われているのが、「戦争を終わらせる戦争」「世界

ハルマゲドン考察 2 一 いつどのタイミングで起こるのか?

 ※↓は、この記事の音声ファイルです。再生させながら、記事をお読みいただくことができます。 前回の記事で考察しましたように、ハルマゲドンの戦い自体は行われることはありません。 それで、ここで言う「ハルマゲドン」とは、王たちが、集まり、最終的に滅ぼされる出来事として、その時のについての時系列をまとめ見ることにします。 「ハルマゲドン」に関する言及は唯一、黙示16:16の一箇所だけです。 そのタイミングは、第6番目の鉢が注がれた時に生じます。 この「第6の鉢」は「第6のラ

ハルマゲドン考察3 — メギドではなくシオン

ハルマゲドン考察1 の中で「メギドに関する聖書そのものの記述を見る限り、目立って注目するほどの出来事が記述されていると言える部分があるとは思えない。 「メギド」が神との戦争という未曾有の出来事が行われる舞台として選ばれる理由と思えるものは聖書中に見いだされません。」という文章を書きました。 このシリーズ第3弾では、そもそも、この「ハルマゲドン」がメギドの山を指すという解説が本当に正しいのかという聖書的な疑問、論点について述べたいと思います。 先ず、ヨハネは「ハルマゲドン」