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「何が好きか」と聞かないで



「どんな音楽聴くの?」
「趣味は?」
「休みの日は何してるの?」

かなり苦手な質問。
返答に困る。
なのに やたら聞かれることが多い。

他愛もない話、世間話、
相手がどんな人なのかを知るために、
そんな軽い感じで聞かれているのだろうけど

私的には、かなりプライベートなことだと感じる。

だから安易に言いたくない気持ちが強い。


「何もないんですよね〜〜〜」と答えては
話が広がらず、面白くないと思われるだろう。
ある程度流行りを知っていると
話はなんとかいい感じに弾む。

見たり聞いたりしているものは言えても、
一番好きなものは言わない。言いたくない。

趣味を聞かれた時も
絶対に好きなアイドルのことは言わない。
読書が好きと言って(実際好きではあるが)
みんなが知っていそうな定番のものを答える。

そうやって社会生活を上手く過ごせるようになってきたのは最近の話。

その場しのぎのテキトーな嘘がつけず
正直に考え答えてしまう性格が
余計に自分を苦しめていた時期もあった。
(完全になくなったわけではない)

ただ、今は なんとか
こうきたらこう答えようみたいな
あらかじめ考えておいた返答のおかげで
上手いように過ごせている。


それでもやっぱり
好きなことは聞かれたくないなと思う。

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